
ディズニーランドの人気フード「スモークターキーレッグ」が、4月より値上がりした。
もともと900円だったのが、300円アップの1200円へ。あのスモーキーで、しょっぱ甘くて、ワイルドな肉のファンは多いだろう。
ふと、思った。自宅でそれっぽく再現することはできないか。
ということで今回は、スーパーで手軽に買える材料だけを使い、しかも燻製なしで、ディズニーのターキーレッグっぽい味と雰囲気をどこまで再現できるのか試してみた。
・本検討の前提条件
先にお伝えしておくと、今回のテーマは、ガチの再現レシピではない。あくまで「家で無理なく、でも雰囲気は寄せたい」である。
そこでChatGPTに、こんな感じで聞いてみた。
「ディズニーランドで販売されているスモークターキーレッグをスーパーで手に入る材料で再現したいです。何かのレシピをそのまま使うのではなく、自宅で簡単に再現できる方法を教えてください」
回答によると、再現のポイントは、「味そのものより先に、香りと色を作る」ことらしい。
とくに、ディズニーのターキーレッグっぽさは、燻製っぽい香り・しっかりとした塩気・ほんのり甘い肉汁感・茶色の見た目が大切とのこと。
納得したような、しないような……。
実際提案してもらったレシピを見ると、いろいろツッコミどころはありそうだったが、少なくとも大事故の予感はしない。ChatGPTを信じて作ってみることにした。
・今回使った材料はこちら
手羽元……15本
水……500ml
塩……大さじ1強
砂糖……大さじ1
しょうゆ……大さじ2
はちみつ……大さじ1
にんにく……1片(チューブでも可)
黒こしょう……多め
紅茶ティーバッグ……2袋
スモーキー感は期待できなさそうだが、スーパー1軒で全部そろうし、特殊な調味料もほぼない。ちなみに今回はティーバッグが家になかったので、紅茶の茶葉から500ml分を抽出して代用した。
ちなみに紅茶を使うのは、燻製せずに「スモーキーな色味」と「タンニンによる肉の引き締め」を再現する際の有名な裏技らしい。
・まずは下味をつける
最初に、ジップロックにさきほどの調味料を入れて混ぜる。
ここに手羽元を入れて、冷蔵庫で半日ほど漬ける。
そして半日後、当たり前だが、特に大きな変化はなし。
そのまま焼くと、中まで火が入る前に表面だけ焦げやすいとのことで、漬け汁ごと鍋に入れ、弱めの中火で15〜20分ほど軽く煮る。グラグラ沸騰させるのではなく、静かに火を入れるのがポイントらしい。
この時点で、ほんのりいい匂いはする。ただし、ディズニーというより、ちょっと丁寧な鶏肉煮感のほうが強い。
・ここが勝負どころ
ChatGPTによると、ここからが勝負どころらしい。
別で、表面に塗る用のタレを用意しておく。
・しょうゆ……大さじ1
・はちみつ……小さじ1
・黒こしょう……少々
これらを混ぜたら、手羽元の表面にしっかり塗っていく。
本来なら刷毛を使うのが正解なのだろうが、なかったので今回は、たこ焼き器に油を塗るための道具を使用した。
塗り終えたら、200℃前後で10〜15分ほど焼く。オーブンの扉の向こうに、ほんの少しだけ夢の国がつながっている気がしてくる。
焼き上がりがこちら。
本当は、ここに燻製塩を軽く振るとさらに良いらしいのだが、近所のスーパーにはなかったので今回はパスした。
・さて、気になる味は
そして最後に、雰囲気を出すために持ち手部分にアルミホイルを巻いてみる。(ディズニーで巻かれているのは紙)
これをやるだけで、急にそれっぽさが増すのだから不思議だ。増したのは、ディズニー感というよりも、クリスマス感だが……。さて、気になるのが味だ。
おいしいけど、違う
普通の照り焼きとはまた違うおいしさだが、ディズニーのあれでもない。使っているのがターキーではなく手羽元なので、ワイルドさがないのは仕方ないにしても、やはり違う。
……いや、待てよ
もしかしたら、ディズニーランドで食べる「スモークターキーレッグ」には、夢の国の空気感や浮かれた気分まで含まれているのかもしれない。
つまり、味だけの問題ではないのではないか。だったら、私ももう少しそっちに寄せてみよう。家にあったカチューシャを装着し、手羽元をそっとお弁当箱に入れる。
向かったのは、近所の公園のベンチだ。
パレードソングも流したりして
そして、ひと口。
……うん、やっぱ違う。でも、なんかワクワクする。
ということで、スモークターキーの味の再現は難しかったが、体験としては思っていた以上に夢の国に近づけた気がした。
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.