
今年3月下旬に販売休止となったサイゼリヤの人気メニュー「若鶏のディアボラ風」。私(あひるねこ)を含む多くのサイゼファンは、いまだにその喪失から立ち直れないでいる。
そんな中、松屋が店舗限定の新メニューを発売した。その名も「ディアボラ風チキングリル定食」。なんという絶妙なタイミングなんだ。
深刻なディアボラ風ロス、略して “ディアボロス” に苦しんでいる私は、さっそく新たなディアボラを試してみることにした。
・松屋版ディアボラ風
松屋が2026年4月7日より、一部店舗でテスト販売を開始している「ディアボラ風チキングリル定食」(税込980円)。松屋公式サイトによれば、販売しているのは全国でわずか70店舗だそうだ。
なんでも焼き上げたチキンの上に、たっぷりの生玉ねぎと肉の旨味が溶け込んだ特製醤油ソースをかけて仕上げているという。
玉ねぎベースの特製ソースという時点で、サイゼリヤを意識しているのは間違いないだろう。
果たして松屋のディアボラ風は、本家サイゼの穴を埋める存在となり得るのか。その実力を確かめるべく、私は販売店舗の一つである「新宿西口店」へと向かった。
店頭にポスターなどが貼られていないので不安になったが、券売機を操作すると……あった。
たしかに「ディアボラ風チキングリル定食」と書かれている。まさか松屋でディアボラに再会するとは。
ライスは大盛・特盛への変更が無料だったので、大盛を選択。気になる松屋の「ディアボラ風チキングリル定食」が……これだ!
松屋でおなじみの鉄皿の上には、たっぷりと野菜ソースがかかったチキン。付け合わせには、コーンとチーズがのったポテトサラダが添えられている。
肝心の野菜ソースは、本家のサイゼと見た目もよく似ている。が、サイゼのものと比べると、全体的に色味がやや薄いような気も。
まずは野菜ソース単体で味わってみよう。一口食べると、玉ねぎのシャキシャキ感がサイゼ以上に強いことに驚く。そして、思った以上に酸味も強い。
メインのチキンの方は、ハッキリ言っていつもの松屋の味だ。特にグリル感はなく、皮もパリッとはしていない。しかし、激しく食欲をそそる特製醤油ソースのおかげで、問答無用でご飯がすすむ。
・サイゼとの違い
ただ、このチキンと野菜ソースとの相性が抜群にいいかと聞かれると、それは正直微妙である。
決して合っていないわけではないのだが、サイゼの「若鶏のディアボラ風」の、あの奇跡のマリアージュには至っていないという印象だ。
また、先述した強めの酸味も少し気になった。マクドナルドのハンバーガーに入っているピクルスが苦手な人は、もしかしたら本作にはハマらないかもしれない。
個人的には普通においしいと思うものの、ソースとチキンの味わいに多少のチグハグさを感じる。サイゼと違ってワインが欲しくなるような味でもない。
食べていて、「これならチキングリル単体でいいのでは?」と思ってしまったのが本音である。
・再確認した本家の凄さ
今回、こうして松屋の意欲的なメニューを実食したことで、図らずも「若鶏のディアボラ風」の圧倒的な完成度の高さと、底知れぬ中毒性を思い知る結果となった。
何より、あのクオリティの料理を税込500円という安さで提供していたサイゼの凄さを再確認した次第だ。よく頑張った、松屋。そしてありがとう、サイゼリヤ。
「ディアボラ風チキングリル定食」のおかげで、私の “ディアボロス” もある程度は癒えた。しかし、当然まだ完治には至っていない。一日も早い本家ディアボラの復活を願っている。
参考リンク:松屋「販売店舗検索」
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼サラダ抜きの「ディアボラ風チキングリル」は税込880円だ。