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韓国人が日本の病院で困惑。「風邪で注射してくれない」のはなぜ? 日韓でこれほど違う医療の常識

昨日

こんにちは、カンです。

皆さん、季節の変わり目ですが体調は大丈夫でしょうか。私は風邪をひいてしまい、一週間ほど苦しみました。もともとあまり風邪をひかないタイプなのですが、今回はひどくこじらせてしまいました。

出勤するために早く治そうと思い、病院へ行き迷わず注射をお願いしたのですが、風邪での注射は一般的ではないと説明されて驚きました。韓国では、ただの風邪でも症状を和らげるために注射を打つことが多いからです。

結局、薬だけ処方してもらって帰りましたが、どこかすっきりしない気持ちが残りました。なぜ日韓の医療にはこのような違いがあるのでしょうか。私はこれもまた、考え方の違いではないかと思いました。

・韓国では「早く治す」ことが大切

韓国の病院では、一般的に症状を早く良くすることが重視されています。

そのため、軽い風邪や体調不良でも点滴や解熱、抗生物質の注射などがよく使われます。

ですから韓国では、風邪をひいたら注射を打って、次の日には出勤するというパターンがよく見られます。

私も、体調を崩したら病院へ行って注射を打ち、次の日には日常生活に戻るというのが当たり前のことでした。


・日本は体の回復力を重視する医療

一方で、日本の病院では基本的に、体が自分で回復する力を助けることが大切だとされています。

そのため、風邪の場合は飲み薬を処方して終わることが多く、そのことを知らなかった私は「どうして注射をお願いしているのに打ってくれないのだろう」と不思議に思いました。

考えてみると、注射に頼りすぎることは、医師の立場から見るとあまり良くないことなのかもしれません。


・薬の処方にも見られる違い

こうした違いは、注射だけではありません。薬の処方の仕方にも違いが見られます。

韓国では先ほど述べたように、薬も比較的強いものが使われる傾向があり、抗生物質の使用にもそれほど抵抗がありません。

鼻水や咳などの症状を一度に抑えるために強い薬を使うことも多く、そのため眠気などの副作用が出ることもあります。

一方、日本では症状ごとに薬を細かく分けて処方することが多いようです。

そのため、韓国の薬と比べると一度に良くなる感じが少ないと感じました。最初は「本当に効いているのだろうか」と思ったほどです。

しかし、その分副作用が少なく胃への負担も軽いと考えると、日本の医療の配慮とも言えるのではないかと思いました。



・医療費から見る日韓の違い

日韓の医療サービスには、費用の面でも違いがあります。韓国では内科や耳鼻科で診察を受けると、薬代まで含めて1,000円前後になることが多いです。

一方、日本では診察料だけでも2,000円を超えることがよくあります。そのため、薬代まで含めると韓国よりも高く感じるかもしれません。

また、日本でよく言われる「初診」と「再診」という概念は韓国にも同じようにありますが、日本に比べて自己負担が低いため、あまり意識されないことが多いようです。

だからこそ私自身も、「もう少し払えば注射も打ってもらえるのではないか」と考えてしまったのかもしれません。


・病院にも文化の違いがある

食べ物やその他の文化については日韓の違いがよく知られていますが、病院について知る機会はあまり多くないように思います。

私も日本の病院に実際に行ってみるまでは知りませんでした。同じ症状でも国によって考え方や対応が異なり、「なぜだろう」と疑問に思うこともありますが、その背景にはそれぞれの考え方があるのだと感じました。

それでも風邪をひいたときには、注射を一本打って早く元気になりたいと思ってしまうあたり、私はまだ韓国の医療に慣れているのかもしれません。


執筆:カン・へジュ(KANG HYEJOO)
Photo:Rocketnews24

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