
信じられないことが起こったから聞いて欲しい。私(中澤)には佐藤英典という先輩記者がいるんだけど、先日悩みを相談したところ「少し歩くか」と促されたんだ。
ドラマのセリフっぽい渋さで、佐藤さんの憧れが垣間見えたから付き合うくらいの気分でついて行ったところ、佐藤英典はそのまま10時間止まらなかったのである。ブレーキ壊れすぎだろ!
結果、期せずして新宿から横浜中華街までを踏破してしまった。「少し歩くか」からの5万歩。冷静に考えたら事故である。そんな事故当日、私の身に起こったことを「あるある」という形でご紹介したい。題して『新宿から横浜中華街まで歩いた人にありがちなこと45連発』だ。
・【新宿から横浜中華街まで歩いた人にありがちなこと45連発】
1. 新宿から渋谷まで6000歩くらいで行けてしまうことにビビる
2. 歩くのが楽しい
3. 並んでまでハチ公と記念撮影するのも悪くない気分に
4. 渋谷駅前を越えるとガラッと街並みが変わる
5. 桜丘町はもう東急線沿い
6. 大岡山がイメージより近い
7. 多摩川の橋が見えた瞬間が最高潮
8. 新宿から多摩川って2万歩くらいなんだなあ
9. 電車で来るより近い気がする
10. 事実、体力的にまだ全然いけそう
11. むしろ、永遠に歩ける気さえする
12. と思ってたら河川敷でハシャイでしまい削られる
13. 足の裏や関節が痛くなり始める
14. 体力よりむしろ、アスファルトからのダメージが深刻であることに気づく
15. 武蔵小杉から日吉間には魔物が住んでいた
16. ペンギンみたいな歩き方になる
17. 地獄の日吉~菊名間
18. 菊名の達成感がヤバイ
19. 正直もう帰りたい。
20. だが、ここまでの道のりを考えると、あと7~8kmくらいなんとかなりそうな気もする
21. 陽が傾きだして焦る
22. 頭が回らず佐藤英典の話すら聞き流しだす
23. 佐藤英典も聞き流す
24. すれ違い問答が永遠に続く状態へ
25. もはや会話なんてどうだっていい
26. 殺伐とした心に染み入る白楽の商店街
27. 温かい雰囲気や、狭い路地に何かありそうで気になる
28. でも、今はペンギンなので行けない
29. 陽が落ちてからの白楽~東神奈川間がもはや修行
30. 道に工業道路みたいな無骨さがにじみ出だす
31. 編集部のみんな、どうしてるかな?
32. 自分はなんでこんなことをやっているのか?
33. 横浜駅とか寄ってる場合じゃない
34. みなとみらいの夜景で多摩川以来のテンションに
35. 観覧車より半円のビルにテンションが上がる
36. でも、進むペンギン化でめっちゃ遠い
37. もうゴールしてもいいよね?
38. みなとみらいで危うく召されかける
39. 目的地にたどり着いても上がらないテンション
40. むしろ横浜中華街の食べ歩きの看板に軽くイラッとする
41. 食べ歩けるかーい!
42. 新宿を出発したのが遠い過去に思える
43. 悩んでいた自分も遠い過去に思える
44. 何か悩みがある人は歩けばいいと思う
45. 歩き続ければ悩みはいつか過去になるのだから
・悟り
そんなわけで、新宿から横浜中華街まで歩いた結果、謎のお悩み解消術にたどり着いたのだった。っていうか、正味最初の8000歩くらいで悩みとかどうでもよくなっていた。
悩みって自分に原因がある場合直せばいいし、逆に原因が他人ならどうしようもない。で、世の悩みって他人が原因となっていることの方が多いように思う。
人だからどうしようもないことが頭から離れないこともあるだろう。そんな時は一歩踏み出すことで前を向ける。佐藤英典はそれを伝えたかったのかもしれない。
そんな新宿~横浜中華街徒歩の旅の詳細が気になる方は佐藤英典記者のレポート記事でご確認いただけると幸いだ。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼ひょっとしたら……
▼伊能忠敬もめっちゃ悩んでたのかもしれないなあ