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韓国人が思う、韓国でカフェが人気のある本当の理由は?

31分前

こんにちは。カンです。

今は在日3年目で慣れてきましたが、日本に初めて旅行で来た時、見つけた日韓の違いがありました。それは、日本ではレストランで食事と食後デザートを一緒に楽しめるという点でした。

カフェ文化が発達した韓国では、レストランでデザートまで売っているところがあまり多くないからです。


日本での「別腹」という言葉は、実は韓国でもよく使われています。そのくらい韓国も日本なみにデザートや食後文化について本気だと言えます。

最近、新大久保や新宿などで流行っているカフェを見ると、韓国風のカフェが多いように思えます。どうして韓国のカフェ文化は、ここまで発達したのでしょうか。

私なりに考えたのは、韓国のカフェはいわゆる「インスタ映え」を狙った飲み物やデザートだけではなく、カフェをコンテンツ化しているのではないかということでした。

・理由1。コーヒーは、韓国人にとって欠かせない存在

韓国人がカフェインに強いというのは有名な話。厳しい受験や残業のせいで、韓国では学生時代から眠気を覚ますためにコーヒーを飲む人が多いです。

その結果、コーヒーを飲む人の割合が高く、カフェ事業も盛んになっています。

また、手頃な価格でデザートが提供されており、コーヒーと一緒に楽しむ人が多いのも事実です。

もちろん、日本も韓国と同様にコーヒーを好んで飲む国の一つに数えられますが、その飲み方には違いが見られます。

例えば、日本ではデザートとともに楽しむためにコーヒーを飲むことが多いのに対し、韓国では眠気を覚ます手段として飲まれることが珍しくないです。

そのため、テイクアウト専門のコーヒー店などが、より発展したのかもしれません。


・理由2。カフェは場所を楽しむところ

韓国においてカフェは、単にコーヒーやデザートを楽しむだけの空間ではありません。カフェは、多様なコンセプトやインテリアを楽しむ場でもあります。

おしゃれな内装、LP鑑賞、ブックカフェ、メディアアートなど、さまざまなコンセプトに合わせて空間が演出されているため、料理だけでなく雰囲気そのものを味わうことができます。

また、カフェのコンセプトに応じたシグネチャーメニュー(看板メニュー)が提供されており、空間とメニューの一体感も、韓国のカフェ文化の魅力と言えます。

一方、日本は空間より飲み物やデザート自体に集中する傾向があるように思えるので、レストランで「食べ物」として一緒に売っても構わないのではないでしょうか。



理由3。カフェで勉強や仕事が可能

韓国ではカフェでコンセントや無料Wi-Fiを提供しているところが多いです。よって、食事が終わってから仕事をするためにカフェへ行く人が少なくないです。

つまり、飲み物を注文しながら、快適な空間そのものを “借りる” のだと言えます。

特に、韓国ではこのような人々を俗に「カゴン族(カフェで勉強する人たち)」と呼びます。

確かに日本でも、最近、勉強や作業ができるよう広いテーブルや静かな雰囲気を整えたカフェが登場しています。

しかし、韓国における “カゴン族” 向けのカフェの役割は、日本ではいまだにカラオケやファミリーレストランが担っている印象があります。

また、コンセントやWi-Fiを自由に利用できない点は、韓国人にとっては物足りなく感じられるかもしれません。


・両国のカフェ文化が互いに影響を与え合っている

もちろん、韓国でもコース料理や定食店ではデザートが提供される場合もありますが、日本ほど一般的とは言えません。そのため、日本を訪れると、その点が文化の違いとして強く印象に残ります。

ちなみに近年、韓国では日本風の喫茶店が人気を集めています。レトロな雰囲気や落ち着いた空間で若者の間で注目されているのです。

一方で、先述の通り、日本では韓国のカフェが人気なもよう。両国のカフェ文化が互いに影響を与え合っていることがうかがえます。


私は両国のカフェ文化を実際に経験してきた者として、それぞれに異なる魅力があると感じています。


執筆:カン・へジュ(KANG HYEJOO)
Photo:Rocketnews24

▼日本の喫茶店。確かに落ち着いた感じ。

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