
『ズッコケ三人組』や『かいけつゾロリ』『おしりたんてい』で知られる出版社、ポプラ社。児童書だけでなく幅広いジャンルの書籍を出してくれているので、自分の成長に合わせてその都度、ぴったりな本が見つかるところも嬉しい。
そんなポプラ社が、本の福袋を販売していた。注文段階で何冊かはタイトルがわかるようになっていて、残りはシークレットとのこと。何が入っているのか、ワクワクしながら開けてみた。
・思いがけない出会い
かねてより「本の福袋があれば良いなあ」と思っていた。記者は日頃から本をよく買うほうだが、最近は街の本屋さんが閉店するなどして減ってしまい、ネットで購入する方が増えてしまった。本屋さん大好きなのに。
もちろんネット購入も便利で良いのだが、本屋をぶらぶらしている時のような、思いがけない本との出会いは少なくなってしまった。サイトでオススメされるものは、自分が購入した情報に基づいているからだ。
私はもっと、全然関係や関心のない分野の本に気負わず出会いたい。そうした需要にもこちらの福袋は応えてくれるのではないか、そんな期待もあり、買ってみることにした。
種類が「天・地・人」(税込5500円)と3つあり、それぞれに違ったタイプの本が詰まっている模様。迷ったが、記者は「人 一瞬の出会いが、永遠の謎を解く」セットに決めた。果たしてどのような本が届くのか、ドキドキである。
・レアな見本付き
こちらの福袋、人気であるらしくしばらくすると売り切れていた。本の福袋はやはり需要がありそうな気がするので、ほかの出版社や本屋さんでもやってくれることを願っている。
さて気になる中身だが公表されていた通り、坂城良樹さんの『あんずとぞんび』と浜口倫太郎さんの 『天空遊園地まほろば』の2冊。いずれも読んだことがなかったので嬉しく、ぼちぼちと読み進めている。
そしてこのほか「福」のブックカバーがかかった単行本らしきものが1冊。カバーをめくると近江泉美さんの『教授のパン屋さん』という作品が出てきた。パンが大好きな大学教授がある事件に巻き込まれ、工学をヒントに謎を解き明かすミステリーらしい。なにそれ面白そう。
また一番嬉しいのは、刊行前の販促用に簡易印刷した見本が付いていること。記者の袋には、菰野江名さんによる『さいわい住むと人のいう』が入っていたが、こちらはすでに商業本として売られている。つまり過去に刷ったものなのだろうが、それならばなおさらこのタイミングで手に入るというのはレアである。
いやはや。なんとまあ、楽しい福袋だろうか。記者はこの正月に何十もの福袋を開封してきたが、そもそも本好きということもあって、こちらの袋が最も胸躍った。開ける喜びはあふれんばかりで、知らなかった本に出合えるのって、やっぱり楽しいことを再認識。
本離れだなんて言われるが、文学作品の展示即売会・文学フリマも年々規模が拡大しているし、今回の福袋も大人気であるし、紙の本の未来もそう捨てたものではないはずと明るい気持ちにもなった。ポプラ社さん、素敵すぎる企画をありがとうございました!
参考リンク:ポプラ社福袋
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼開封、ワクワクしましたー!