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【復活】あの「マリトッツォ」がセブンから新発売されたので、「マリトッツォ」ファンが食べてみた / 忘れられぬ “あの頃” の味

約1時間前

時代は令和である。しかもその令和もすでに8年目に突入している中、驚くべき商品がセブンイレブンの手によって産み落とされた。「イタリアンカフェ」フェアの一環として、2026年1月21日に発売されたその商品の名は、「マリトッツォ いちごソース入り」である。

かつて世を席巻したあのマリトッツォが、令和に復活を遂げた。よくよく振り返って調べたところ、マリトッツォのブームが来た頃にはとっくに時代は令和だったことが判明したが、ともかく最盛期が過ぎて久しい感のあるマリトッツォが、今再び日本全国に蘇ったのである。

もしかしたら興奮しているのは筆者だけかもしれないので弁明しておくと、ブームが終わったあとも何度かマリトッツォを取り寄せて食べる記事を書いたほどには、いまだマリトッツォの魅力にとらわれている身である。

マリトッツォが消えかけた世界においては、時が経つのも早く感じられた。勝手に平成の商品と勘違いするのもやむなしである。

というわけで、前出の「マリトッツォ いちごソース入り」発売の報を聞いた筆者は、日ごろ類を見ない勢いでセブンイレブンに向かった。

スイーツのコーナーに駆け寄ると、確かにマリトッツォがそこにいた。この光景をどれほど夢想したことか。目の前の奇跡に胸がうち震える。周りのスイーツたちもさぞ「相当な古豪と見受けるが一体何者か」とおののいていることだろう。

とめどない感謝の念をセブンイレブンに抱きつつ、筆者は同商品を購入した。価格は税込302円だった。


パッケージを剥き、中身を取り出す。約9cm四方のケースにパンが収まっている。正直、往時であれば同じ価格でもう少し大きいものが食べられただろうという思いがよぎったことは否めない。時代の流れに切なさを覚える。

しかしそれでも、ケースとフィルムが取り払われた姿を目の当たりにした瞬間、何にも代えがたい喜びが胸にこみ上げた。ブリオッシュ生地に大量に挟み込まれたクリームの輝きは新雪のごとくまばゆい。紛れもないマリトッツォが、食卓に舞い戻ってきてくれた。

喜びに突き動かされるまま、口一杯に頬張る。濃厚でいてすっきりとしたホイップクリームのきめ細やかな口当たりもさることながら、ブリオッシュパンも驚くほど柔らかくとろけるようだ。それらが口の中で滑らかに渾然一体となり、心浮き立つ甘美さをもたらす。

何故これほどパンとクリームが新鮮に感じられるのかと思ったが、筆者がブーム終了後に食べたマリトッツォが通販の冷凍品ばかりというのが大いに関係していそうである。そんな筆者特有のマイナーな見地は差し引いても、純粋にマリトッツォとして高品質だと言い切れる。

全体のバランスに角を立てない酸味のいちごソースも手伝い、一切飽きも来ない。あればあるだけ永遠に食べていられる仕上がりとなっている。完全なる甘美さに溺れる幸福感。日本人が忘れてしまったものがここにある。


問題は、このマリトッツォがいつまで存在してくれるのかということである。当記事を読んで少しでも関心を持った方は、是非ともセブンイレブンに立ち寄ってみてほしい。ブームが再燃することはないにしても、より良い未来につながることはあるはずだ。

少なくとも筆者は本商品のおかげで、マリトッツォと初めて出会った時の、あの頃の感動を思い出したような心地である。あらゆるものがあっという間に生まれては消えゆくこの時代、今はただ、「懐かしき令和の味」に浸っていよう。

参考リンク:セブンイレブン「イタリアンカフェ」フェア紹介ページ「マリトッツォ いちごソース入り」商品ページ
執筆:西本大紀
Photo:RocketNews24.

▼あの頃に戻れるクオリティ

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