
みなさんはいわゆる「単独ライブ」に足を運んだことがあるだろうか? 私自身は人生で数えるほどしか出かけたことがなく、正直に申し上げるとそもそも「行きたい!」という感情になりづらい人間だ。だがしかし……。
つい先日、ひょんなことから訪れた柳沢慎吾の単独ライブ『THE 柳沢慎吾劇場』は、マジのマジで最高であった。ありがとう慎吾ちゃん、おかげでいい夢見たぜ──。
・きっかけ
あれは確か3~4カ月前のこと。ネットに疎い先輩から久しぶりに連絡があった。聞けば「柳沢慎吾の単独ライブのチケットを買っておいてくれないか?」ということである。
先輩は興奮気味に「めちゃめちゃ面白いらしいぞ?」「チケットが全然取れないんだって!」とまくし立てていたが、なるほど。確かに柳沢慎吾の単独ライブは興味が無いことも無い。
・好きは好き
テレビをよく見ていた時代、私は「高田純次」や「江頭2:50」など、何をしでかすかわからない人たちが大好きで、柳沢慎吾もそのうちの1人。予定調和っぽくない人に惹かれる癖(へき)は今でもある。
とはいえ「単独ライブを観に行くほどでは……」というのも正直なところで、結局その際は先輩のチケットだけを申し込み。そして見事二次抽選で『THE 柳沢慎吾劇場』をゲットした……のだが。
どうやら先輩は保険をかけていたようで、私以外にも同じオーダーをした様子。結果、先輩はチケットを持て余すことになり、流れで私は『THE 柳沢慎吾劇場』を観に行く運びとなったのである。
・最高だった
そして迎えた単独ライブ当日。会場の有楽町よみうりホールは1200人のお客さんで超満員! 年齢層はおそらく50代~60代前半くらいの方がメインで、30代くらいの若い人はほぼほぼ見かけなかった。
私自身「ひとり警察24時」や「ひとり甲子園」等の代表ネタを知っているくらいで、ファンを名乗るのはおこがましいレベル。……が、公演はマジで最高であった。では何がよかったのか? 私なりに分析したのでご覧いただきたい。
・その1「空気の作り方が秀逸」
とにかく慎吾ちゃんは空気の作り方が上手で、一瞬で “慎吾ちゃんワールド” になるのは恐れ入った。例えば開演前のアナウンスも本人が声を担当しており「キャメラでの撮影はご遠慮ください」だけで爆笑が起きていた。
・その2「切り取り方が天才的」
公演中に「ひとり警察24時」や「ひとり甲子園」を見ていて気付いたが、柳沢慎吾のネタは「一発芸の集合体」と考えていいだろう。サイレンのウーウーもタバコの箱を使った無線も、1つ1つは一発芸に分類されるネタである。
だがしかし、それらの一発芸を鬼コンボさせることで会場は “THE・柳沢慎吾ワールド” に。加えて切り取るシーンが天才的で、特に初めて見た「福男」のネタは、この日1番の笑いが起きていた。
・その3「超全力投球」
本人が何度か「一生懸命やりますんで!」と口にしていた通り、舞台上の慎吾ちゃんは常に全力投球。公演の中にはお笑い要素が無いネタもあって一瞬戸惑ったが、それでも集中して観ていられたのは一生懸命さがヒシヒシと伝わってきたからであろう。
・その4「極限のサービス精神」
3とやや被るが、慎吾ちゃんのサービス精神は本当にすさまじい。この日、私は午後の公演であったが、開始と同時にやや声が枯れていたのは午前の公演で全力を出し過ぎたせいもあると思われる。
スタッフさんたちが時間を巻く中、しつこいほどにステージに居残り続ける慎吾ちゃん。『THE 柳沢慎吾劇場』は、慎吾ちゃんのサービス精神を浴びる会と言ってもいいかもしれない。
結果的に公演はあっという間に終わり、私自身何度も何度も笑わせてもらった。8800円でも完売、何ならこの先の愛知公演と大阪公演もソールドアウトらしいが、それも頷ける満足度の高さであった。
『THE 柳沢慎吾劇場』に限らず、行けば単独ライブはきっと満足度が高いのだろう。少なくとも「柳沢慎吾の単独ライブはマジでおもしろい」と言い切れるので、機会があればぜひ出かけてみて欲しい。いい夢見ろよ! あばよ!!
参考リンク:キョードー東京『THE 柳沢慎吾劇場』
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼インパクト絶大な柳沢慎吾タオルも売っていた。