「カレーライス指数」という概念がある。カレー1皿を作るのに必要な費用にたとえて、物価変動を体感的に理解しようという試みだ。地域や世代による差がなく、だいたい「同じ材料」「同じ分量」「同じレシピ」で作られるから想像しやすいのだろう。

我がロケットニュース24では「ステラおばさん指数」によって物価を読むことができる。店舗や地域の差なく、税抜1000円で個包装クッキーの詰め合わせを販売するという福袋スタイルを、長年こつこつ続けているのが彼女だからだ。

2016年の24枚入りから、2025年の16枚入りへと時代を反映してきたハッピーバッグ。今年の状態はいかがだろうか?


・ステラおばさんのクッキー「ハッピーバッグ」(税込1080円)

明るいお正月カラーの紙袋で、おばさんが優しく微笑んでいるハッピーバッグ。公式店舗のほか、デパ地下、スーパーマーケット、ショッピングモール催事場などさまざまな場所で購入できる。

中にはクッキーが割れないよう保護するダンボール箱が入っている。これも恒例のスタイル。


今年の内容はクッキー5種アソート! まずは定番中の定番、チョコレートチップ×4枚だ。

ほかのフレーバーが3枚ずつだったのに対してチョコチップだけ多め。さすが人気ランキング上位常連! 個人的にも嬉しい。


こちらも鉄板、オールドファッションシュガー×3枚。


2つのフレーバーで深みのある後味、キャラメルカスタード×3枚。


つぶつぶの食感が楽しいセサミ×3枚。筆者はハードクッキーが好きなので、ドライで歯ごたえのあるタイプは大歓迎。


見た目も味もスイートな苺りんぐ×3枚。


以上16枚! これは昨年と同じ枚数だ。


16枚を固守! 16枚を固守ーーーーー!!!! 頑張ったなぁ!


クッキー単品価格が上昇傾向なので、同じ枚数を維持するのも実は大変なはず。総額ではおトク度が増していると思われる。

が、チョコレートチップ4枚と、オールドファッションシュガー・キャラメルカスタード・セサミ・苺りんぐ各3枚という構成そのものも、昨年とまったく同じだった。写真だけでは2025年と2026年の見分けがつかないくらいだ。



・求めるのは安定か冒険か

近年のトレンドは「中身がわかる福袋」に確実に移ってきており、ランダム性やギャンブル性があるものは好まれない。背景には「失敗したくない」「時間やお金を無駄にしたくない」という心理があるとされる。ブラインド販売の場合、中身が期待はずれだったときの反応も大きい。

そういう意味では、定番のフレーバーだけが入っているハッピーバッグは安心・安定の福袋といえる。店舗での量り売り(1枚売り)よりも金額的におトクであることは昨年確認済みだ。


しかし子ども時代、棚に陳列されたファンシーグッズを見て「こういうのが入ってるんだ!」と期待しながら買った福袋が、正真正銘 “売れ残り詰め合わせ” でがっかりした思い出にちょっぴり懐かしさを感じるのもまた事実。

消費者のみなさんに失敗させるわけにはいかないが、ロケットニュースなら平気だ。ロシアンルーレット式にハバネロが入っているクッキーとか、10箱に1箱は中身がせんべいとか…………いや、ステラおばさんは定番がいいな。


執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.

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