東京湾アクアラインの中間に位置する海ほたる。なかなか行く機会はないけど、久しぶりに行ったらその戦艦みたいな外観にテンションが上がりまくった。幸いにして天気も快晴。歩いているだけで楽しい~!

ついつい普段のパーキングエリアの2倍ブラブラしていたら、4階のノースキャビンで気になる看板が目に留まった。それはクリームパンの看板だったんだけど、もの凄くクリームが詰まっているのである。9割クリームでもはやパンが皮みたいだ。

むしろ疑わしい。本当にこんなにクリームが詰まっているのだろうか?

・遊びゼロ

例えば、シュークリーム。商品画像はクリームミチミチだけど実際食べてみると中に空洞があるパターンは多い。詐欺とか言うつもりはないんだけどシンプルに気になる。「こんなにパンにクリームを詰めることが可能なのか」と

いや、よしんば詰めることは可能であったとしても、齧った瞬間、クリームの圧で逆サイドの皮が決壊しそうだ。クリームパンやシュークリームの中身に空洞があるのはそういう遊びが必要だからだと思っていただけに、遊びがゼロのこのパンは食べやすさという面でも気になる

・現場で感じた人気

そんなクリームパンの看板が出ていたパン屋の名前は『うみぱん』。店内で際立っていたのはメロンパンの種類。青いメロンパンやクリームが入ったメロンパンなど、色んな種類が揃っていて、中には販売数世界一のメロンパンもある。

目的のクリームパン『揚げ焼き海ほたるくりーむパン』は店の奥にあった。どうやら八天堂の海ほたる限定商品なようで、同じく八天堂×海ほたるの『とろける海ほたるメロンパン』と一緒に並んでいたのだが……

残数の違いにくりーむパン人気を感じた。他のパンは普通に売り場が埋まるくらい陳列されてるけど、くりーむパンだけ広いエリアに3つくらいしか残ってない。

・食べてみた結果

購入してみると価格は税込400円。手のひらに収まるサイズ感はクリームパン相場を考えると高めに感じる。それでもあの売れ行き。より中身が気になるではないか。そこで食べてみたところ……

結論から言うと、クリームはガチでミチミチ。まず看板に嘘はなかった。しかも、ただ多いだけじゃなく……

味がとても豊潤だ。ミルキーな甘みに溶けるようなバターの香り。甘みが嫌らしくない上で、バターの香りが漂うため、クリーム自体の味に上品さが漂っている。さらに……

パンが塩パンのため、かぶりつくと皮の塩味がその甘みを引き締める。心配していた逆サイドからの決壊も塩パンの固さゆえ起こらない。食べやすさもグッド。

ヤマザキのクリームパンとかに比べるとちょっと小さめではあるものの、細部にはちゃんと感動が詰まっていた。さすが八天堂、さすが海ほたる限定商品である。

ある意味、遊園地よりもアミューズメントみがある海ほたる。『とろける海ほたるメロンパン』は、サイズも含めて、その非日常感を噛みしめるのにちょうど良い味だった。人気なのも頷ける。海ほたるで、ちょっとした現地の実感を得たくなった時にはオススメだ。

・今回紹介した店舗の情報

店名 うみぱん
住所 海ほたる4F ノースキャビン
営業時間 月~金8:00~20:00、土日祝8:00~20:00
定休日 無休

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼クリームがミチミチなだけじゃなく上品な甘みだから胸やけしない

▼メロンパンも集まってた

▼海ほたるの非日常感を味わいたい時に