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【元祖親子丼】人形町の「玉ひで」が復活! 人形町の「玉ひで」が復活! 人形町の「玉ひで」が復活!

2025年10月17日

2025年10月19日、およそ3年ぶりに人形町に『玉ひで』が帰って来る。ご存じの方も多いかもしれないが、玉ひでは2022年から改修工事を行っており、この度ようやくリニューアルオープンと相成った次第だ。

こと「親子丼」に関しては日本で3本の指……いや、日本一有名かもしれない『玉ひで』がついに復活か……。というわけで、メディア内覧会を聞きつけたので参加することにした。

・親子丼発祥の店

「元祖親子丼」で知られる人形町の老舗有名店・玉ひで。1760年の創業当時は「軍鶏鍋」をメインに扱っていたとのことで、現在でも軍鶏鍋は同店の看板メニューの1つである。

親子丼が誕生したのは明治に入ってからで、軍鶏鍋の残りに卵を落としてご飯にかけたものが原型なんだとか。玉ひでの関係者も確信は無かったそうだが、その後NHKの調査により玉ひでが「元祖親子丼」だと判明したそうだ。

以来、親子丼は玉ひでの名物となり「親子丼と言えば玉ひで」と言われるまでに。食通の方はもちろん、そうでない方でも『玉ひで』の名前くらい聞いたことがあるのではないだろうか?

・リニューアルオープン

その玉ひでが改修工事に入ったのが2022年のこと。玉ひでは東京メトロ人形町駅から徒歩5秒のところにあるため、気にしなくても工事の様子が目に入って来た。以前は一戸建てであったが、リニューアルを経て「玉ひでビル」が完成したという。

実際に現場を訪れたところ、玉ひでがメッチャ高いビルになってる! 今度玉ひでビルの2階は日本酒をメインにしたバー、12階は軍鶏鍋をメインにした高級志向のお店となるそうだ(オープンの時期は未定)。

さて、元祖親子丼がいただける新生玉ひでがオープンするのは、人形町で「べったら市」が開催される2025年10月19日と20日の2日間。その後、11月1日より本格的に営業を開始するらしい。

すき焼きの人形町今半、たい焼きの柳屋、人形焼の重盛、ハンバーガーのブラザーズ……等々、人形町には有名飲食店が多いが、いよいよ親子丼の玉ひでが人形町に帰って来る。これは久々に食べてみたい!

・元祖親子丼

というわけで、メディア内覧会で「元祖親子丼(2800円)」をいただくことに。元祖親子丼に使用されているのはブランド鶏の「東京しゃも」で、実は秋田の比内鶏や愛知の名古屋コーチンよりも発祥は古いという。

その東京しゃもはシャキッと歯応えがあり、濃ィィイイ肉の旨味がすごい! この日は「肉の旨味を引き出す15年前のレシピ」で作られた親子丼だったとのことだが、これも老舗だからこそ成せる熟練の技であろう。

もちろん肉のみならず、タマゴやごはん、それぞれもバランスまでが極限レベルに達した最高にウマい親子丼であった。醤油やみりんに至るまで、全てにこだわり抜いているのが玉ひでの「元祖親子丼」なのである。

一般的な感覚で言えば1人前2800円の親子丼は高いかもしれない。……が、全てにこだわり抜いた玉ひでクラスの名店がそこそこのお値段なら、それはそれで日本経済にとって良くない気がする。

いずれにせよ、もう間もなく人形町に『玉ひで』が帰って来る。その他にも「天然白レバ入り親子丼(5500円)」なども販売されるそうなので、機会があれば1度足を運んでみてはいかがだろうか。

・今回訪問した店舗の情報

店名 玉ひで
住所 東京都中央区日本橋人形町1-17-10
時間 ランチ11:30~13:30 / ディナー17:00~21:30
定休日 未定

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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