
完全に 秋! 到! 来! まあ、まだ晴れていると、平成初期の夏くらいに暑い瞬間もあったりするが、令和においては名実ともに秋と言っていいだろう。
つまり行楽のシーズン。外を歩くのが気持ちのいい気候に適した旅先と言えば……つまり奈良だ! 実は8月末に、JR東海から奈良の法隆寺に来ないかとプレスツアーに誘われたのだ。絶賛行われている「いざいざ奈良 法隆寺編」に関連するものである。
その行程での昼食場所にJR東海が選んだのが「ギャラリーカフェ 鵤楽舎」。ここが、ただウマいだけじゃない、ニクいチョイスだった! 観光先での食事処に欲しいもの欲張りセットみたいなスポット。
・6分
ということでやってきました、法隆寺南大門……の前! 法隆寺を見に来た人間の100%が眺めるであろう風景。
さて、これから昼メシを食おうとなった時に、欲しい要素はなんだろう? 美味い事はマストだよな。そこは当然として、近いことも重要だ。
この辺で満足してもいいが、欲張るなら、追加で何かスペシャルな要素があると嬉しいところ。今回紹介する「ギャラリーカフェ 鵤楽舎(いかるががくしゃ)」は、その多くを満たす、フルパッケージな店だったのだ。
まずは距離だが、Google Map基準でこの通り。6分ですよ。店構えがトップの画像だ。
さて、こちらでのランチは月替わり。箱に入ったスタイルで、価格によってセット内容が変わるもよう。
ちなみにこの取材を行ったのは8月末。今は10月なので、紹介する内容はクオリティの参考にしてくれ。最新の具体的なメニューに関しては、公式インスタに詳しく掲載されているぞ!
話を戻そう。8月はこんな感じだった。料理について細かい話は記事の最後にまとめておこう。
さて、近くてメシが美味いだけでも素晴らしいが、法隆寺観光での食事処としてここが選ばれるべき理由は、他にもある。
実はこちら、昭和の法隆寺修復の指揮を執ったレジェンド宮大工 西岡常一氏の唯一の内弟子にして、現代のレジェンド宮大工 小川三夫氏が内装を手掛けた建物なのだ!
カフェになる前は、そもそも小川三夫氏が設立した社寺専門の建築会社「鵤公舎」の研修所だった建物である。お店として、日本の宮大工の技術や精神性を伝えていこうという思いを持って、運営している。
そういうわけで店内の随所に西岡常一氏の愛用品や、直筆の掛け軸の他、西岡家が保管していた宮大工の使う道具に
明らかに貴重な図面などが展示されている……! ただのカフェではなく、「ギャラリーカフェ」なのはそういうことか。
ウマいだけでなく、文化的な面でも楽しませてくれる。法隆寺では、修理や改築が行われた時代ごとの異なる様式を見られるのも楽しみの一つ。
それを担う宮大工の仕事についての一端を、ここでは食事を楽しみながら、知ることができる。食欲と好奇心が両方満たされる。これは唯一無二だろう。
参考リンク:ギャラリーカフェ 鵤楽舎公式Instagram、いざいざ奈良
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
▼公式インスタ。その月の最新のメニューはここで見られる。10月はこんな感じ。
▼まず、箱に水引がついていて、これが凝っている。8月は金魚モチーフだった。10月はキンモクセイだそう。水引は貰える。
▼「山葵香る和風ポテサラ」ワサビが入っていて、ピリッとしたんですよ。ポテサラが。それが爽やかで、こんなポテサラ体験はしたことが無かった。
▼「鰆の塩麹トマトサルサ仕立て」全体的に食材は和だが、味付けの方向性は和に縛られておらず、カラフルで楽しい。旅行先では往々にしてヘヴィなものばかり食べがちだが、これは内臓が疲れないのもうれしい。
▼「紫玉ねぎソースの涼しゃぶ」 魚と野菜だけじゃないってこと。程よく肉も出してくれる。このバランスがいいのだ。
▼「水晶餅」
▼セットでその時々で変わるパスタも選べるもよう。そのパスタを少量だけ頂いた(ジェノベーゼだった)のだが、美味しいのはもちろんながら、その麺がとても印象深く思わず何を使っているのか聞いてしまった。写真は公式インスタで見られる。
その正体は、奈良県三輪で作られた手延べの麵だった。パスタにはテフロンとかブロンズとかあるが、これはパスタ表面の状態としてはブロンズ寄りだと思われる。表面がザラついており、ドライめなジェノベーゼソースをよくまとい、香りと食べごたえに好ましいヘヴィ感をもたらしていた。しかし一般的なブロンズダイスの麺とは異なる舌ざわりで、非常に興味深い味わいだったのだ。何にせよ拘りがあり、その拘りがいい方向に作用している。
▼デザートとかもついてくるコースがいいと思う。
▼店内のショーケースでタルトが売られていた。どうやら季節の果物を用いたスイーツも売っているようだ。おいしそうだった。
江川資具

















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