
浅草にある「牛タン たんじろう」。
観光地ど真ん中にありながら、ひと筋奥まった落ち着いた場所にあり、知る人ぞ知る隠れ家的な雰囲気を漂わせている。
Googleマップの評価も異様に高く、海外からの観光客も口コミを頼りにやってくるほど人気だという。
牛たんと聞けば仙台を思い浮かべる人も多いと思うが、ここ浅草の「たんじろう」も負けていないんじゃないか。
そんな噂を耳にして、実際にランチタイムに訪問してみることにした。すると、待っていたのは期待以上のコスパ抜群グルメだった。
・豪華すぎるランチ定食
つくばエクスプレス「浅草駅」から歩くこと約5分。
今回のお目当て「たんじろう」を発見。
平日のオープン直後ということもあり、お昼時でもスムーズに入店できた。
店内には気になるメニューがずらりと貼られており、どれも珍しくておいしそう!!
しばらく迷った末、注文したのは「じっくり煮込んだ牛タンシチュー定食(1430円)」と「牛もも肉のローストビーフ丼定食(1540円)」。
・豪華すぎるランチ定食
しばらくすると、ランチメニューが到着。
思っていたより、豪華な布陣。立地を考えれば観光地価格でもおかしくないだけに、「この値段で大丈夫……?」と少し不安になるほど。
まずは、牛タンシチューから。
濃厚!
肉や野菜のうまみがぎゅっと詰まっており、赤ワインの酸味がいいアクセントになっている。
ゴロゴロと入った牛タンは、スプーンでもほぐれるほどホロホロで、私はハンバーグかと勘違いしてしまったほど。
……というか、実際にハンバーグだと思い込んだまま完食し、最後に店員さんに確認して初めて「全部牛タンだった」と発覚したのだ。
セットになっているライスにかけて食べても、おいしかった。
続いて、ローストビーフ丼も到着。
いざ、オープン!
おぉ~~~! 薄紅色のお肉が花びらのように並んでいる。
うつくしい……。
卵を絡めてご飯と一緒に一口。
口の中が幸福で満たされる~~!
オリジナルのオニオンソースも一緒に合わせると、さらにおいしい!
ただ、ここでふとメニューを見ると、私が食べているのは “牛もも” のローストビーフ丼であることに気が付く。
まぁ、これはこれでおいしいからいいのだけど、牛たんを食べたくて来たということを思い出し、追加で「牛たん炙り寿司(1貫 550円)」も注文。
・牛たんの炙り寿司
店員さんから、「炙りたてを召し上がってください!」という説明とともに到着した牛たん炙り寿司。
おぉ! 口に入れた週間、ぷりっとした歯ごたえと香ばしさが広がる。
こちらの牛たんは、お店のウリ商品「<極上の丼ぶり>牛たんのローストビーフ丼定食(2530円)」にも使用される低温調理された牛たんのローストビーフ。
見た目の美しさも含めて、まさに極上な満足度の高い一皿になっていた。
・鬼滅の刃好きかなと思ったら……
最後、ランチタイムが落ち着いた時間で店長さんと少しお話させていただいたのが……。
「たんじろうって鬼滅の刃から来てます?」という質問をぶつけてみたところ、「違います! 笑」と即答。
なんでも、店名はラーメンの「二郎系」から取ったものだそう。(経営上の関係はなし)
つまり、牛たん界の二郎、それが浅草「たんじろう」なのだ。
浅草という人気観光地にありながら、落ち着いた雰囲気でしっかり牛たんを楽しめる「たんじろう」。
このクオリティでこの価格は、コスパ最高と言っても過言ではない。浅草観光の合間に立ち寄れる知る人ぞ知る穴場グルメとして覚えておきたいお店だ。
ちなみに、最後の最後までオーダーするか悩んだ「牛たん にらもやし炒め」や、お店の一番人気「牛たんの炙り焼き」は、次回訪問時の楽しみに取っておこうと思う。
・今回訪れた店舗の詳細
店名 牛タン たんじろう
住所 東京都台東区西浅草3-2-9 内田ビル1F
時間 ランチ 12:00~15:00(L.O.14:30)ディナー 17:00~23:30(L.O.22:30)
定休日 月曜日
参考リンク:牛タン たんじろう
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
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