
みんなが愛してやまない日本最強ファミリーレストランといえば、ご存じ「サイゼリヤ」である。物価高がエゲツないこのご時世でも、サイゼリヤだけは今でも心から「安い!」と思えるのは記者だけではあるまい。
さて、つい先日のこと。娘を連れてふらりとサイゼリヤに立ち寄ると見慣れぬスイーツを発見した。そこには『ボネ』とあったが……ボネ? これは食べてみるしかないだろう。
・運が必要
まず説明しておくとサイゼリヤでは定期的にグランドメニューが変わるが、『ボネ』は現在のところ全店共通メニューではない。あくまで一部店舗限定のメニューであり、そして期間限定メニューである。
また東京都内でも『ボネ』の取り扱いがある店舗とそうじゃない店舗があったため「〇〇県なら一律で取り扱いがある」ということでは無いらしい。つまり巡り合うには運が必要な店舗限定ドルチェなのだ。
・ボネとは
さて、その『ボネ』は「イタリアのチョコレート風味のココアプリン」とWikipediaには記載されており、アーモンドと卵白の焼き菓子「アマレッティ」が入っていることも特徴だそう。
実際にサイゼリヤの『ボネ』にはアマレッティが添えられており、アマレッティは単品でも販売されていた(200円)。また『ボネ』の価格は350円で、ミルクジェラートとの盛り合わせが550円である。
イタリアンプリンを筆頭にサイゼリヤのドルチェにハズレ無し! ただラインナップがほとんど変わらないことが玉に瑕(きず)。ボネが美味しくていつか定番メニューになってくれたら最高オブ最高だ。
・初ボネ
というわけで、さっそくボネを食べてみることに。形状的にはそのまんま「イタリアンプリン」であり、ビターな色合いは完全にチョコレート。Wikiにあった通り「チョコレートプリン」以外の何物でもない。
で、まず食感はまったりとドッシリと濃厚な口当たり。これはイタリアンプリンにも共通するが「ツルツル」でもなければ「サラサラ」でもないヘビー級の食感である。
そして味はチョコレートと同じくらいお酒の風味がビッシビシ! 正直なんのお酒かはわからなかったが、どうやら一般的なボネに使用される「アマレット(杏仁のリキュール)」のようだ。
また事前情報では「ボネにはアマレッティ(焼き菓子)が入っている」と聞いていたが、サイゼリヤのボネにアマレッティは入っていない様子。もしかしたら粒子レベルの細かさで入っているかもしれないが、食感でアマレッティを感じることは無かった。
・熱望
終始、最も主張が強いのは「アマレット」の香りなので、サイゼリヤのボネは「大人向けのドルチェ」といったところだろうか? なお、ボネはデザートにも合うワイン「ランブルスコロゼ(1100円)」との組み合わせも推奨されていた。
まとめると『ボネ』は期間限定なのが惜しまれる至福のドルチェである。先述のようにまず巡り合う必要があるが、もし店舗で発見したら迷わず注文して欲しい。サイゼリヤ様、期間限定と言わずどうかレギュラーメニューのご検討をお願いします。
参考リンク:サイゼリヤ 、 Wikipedia
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.