
先日東京駅のお土産屋さんを覗いていた時、「新発売!」と書かれているポップを発見した。
興味を引かれて見てみると、どうやらカルビーの「東京ムーンポテト」というじゃがいものお菓子のようだ。
でも……じゃがいものお菓子って、もう世の中にいっぱいあるよな。北海道の「じゃがポックル」とか、九州の「じゃがほっこり」とか……。
この東京ムーンポテトは、本当に日本の首都・東京のお土産として推されるほどのおいしさなんだろうか?
・食べ比べてみた
ということで、スーパーで買ってきた他のじゃがいものお菓子と食べ比べて「東京ムーンポテト」の実力を確かめてみることにした。
対戦相手として選んだのは「ピュアポテト」というポテトチップスと「スティックポテト」という棒状のお菓子。
価格は東京ムーンポテトが税込み1188円、ピュアポテトが税抜き98円、スティックポテトが税抜き138円だった。
東京ムーンポテトの箱を開くと、小袋が6袋入っていた。
1袋あたりの値段は198円。東京ムーンポテト1袋だけでも、ピュアポテトとスティックポテトの値段を上回っている。これが東京のお土産……!
それぞれをお皿の上に出してみるとこんな感じ。上段が東京ムーンポテト、下段左がスティックポテト、下段右がピュアポテトだ。
それではまず東京ムーンポテトから味わっていこう。名前のとおり半月のような形をしたポテトを2、3個口の中に入れてみると……
めちゃくちゃバターの味だ!?!?
ふわっと広がったのは、濃厚なバターの風味だった。万人受けしそうなまろやかな味で、一瞬にして舌が幸せになる。
サクサクと柔らかい食感も相まって、柔らかめのクッキーを食べているのかと錯覚しそうになる。じゃがいもでできているお菓子を食べてこんなことを思ったのは初めてだ。
終盤には甘いじゃがいも そのものの味も感じられ、バターとじゃがいものハズレなしのおいしさを楽しむことができた。
しっかり味を堪能できたところで、次はピュアポテトを食べてみると……あれ?
────な、なんか味がさっぱりしてるような……?
今までポテチを食べてそんなことを感じたことはないはずなのに。
しまった、何も考えずに東京ムーンポテトを先に食べてしまったせいで舌が贅沢になってる……!!
普段ならシンプルなうすしお味でも満足できるはずなのに。
1枚1枚が薄いからかな? と思って複数枚を同時に食べてみたりもしたのだが、それでもさっぱりした感覚は拭えなかった。
2~3個食べただけでこの威力である。東京ムーンポテト、恐るべし……!!
じゃあスティックポテトは? と食べてみたところ……
こちらの感想も、ピュアポテトを食べた時とほぼ一緒だった。
おいしいけど、やっぱり舌が「さっき食べたじゃがいものお菓子と比べるとさっぱりしてませんか?」と言ってくる。
今食べてるの、あなたが今まで「おいしい」としてきたものなんですよ。「今までそんな認識したことないじゃん……!」とツッコみそうになった。
・新定番の可能性
ということで、「東京ムーンポテト」は大変リッチな味を楽しめるお菓子だった。この濃厚さなら、東京のお土産として推されるのも納得だな……
よくあるじゃがいものお菓子の味を想像しながら食べると、別ベクトルのおいしさに驚かされること間違いなしだ。
これは今後、「ごまたまご」や「東京ひよ子」のようにお土産の新定番になるかもしれない。
ちなみに公式サイトを見てみたところ、オンラインショップでも販売されているようだった。遠方に住んでいる方は、こちらを利用するのもアリかも。
皆さんももし東京に行く機会があったら、是非こちらのお菓子もお土産候補に加えてみてはいかがだろうか。
参考リンク:東京ムーンポテト
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
▼メーカーは「ポテトチップス」「じゃがりこ」で有名なカルビー
▼「東京ムーンポテト」の栄養成分表示、原材料名などはこんな感じ
▼パッケージのデザインにもこだわりが詰められているそう