
2025年6月、「ジャパン・フード・セレクション」でグランプリを獲得したメリーチョコレートのミルフィーユ。詳しいことはわからないが、約2万3000人もの審査員が「これぞ!」と認めたその味は、ミルフィーユ史上初の快挙なんだとか。
そんな、めでたいムードに包まれたメリーチョコレートカムパニーが、今回メディア向けに工場の扉を開放! 普段は絶対に入ることができない製造の裏側に特別にご招待いただいた。
工場見学マニアとしては、行かない理由がない。
・事前確認は大切だよ
7月某日、集合場所の南船橋駅へ。
ギリギリまで船橋駅と勘違いしていた私は、電車の中でまさかの事実に気づく。乗る路線が全然違うじゃないか! しかし、私は焦らない。
なぜなら1時間以上も余裕を持って家を出ていたからだ。
早めの行動をしていた朝の私を褒めたい。でも、ちゃんと駅名を確認しなかった昨日の私には、心の中でそっと注意しておく。
そんなこんなで、爽やかな笑顔の担当者さんと無事に合流。
この炎天下でもチョコレートのように溶けることなく、終始爽やかな笑顔をキープしているあたり、さすがの一言。
車で約15分ほどで船橋工場に到着。
建物に足を踏み入れると、ふわっと甘い香りが広がる。
概要説明を受けつつ味わったウェルカムミルフィーユは、ひんやり冷たくてとってもおいしい!
・ミルフィーユ製造ラインに潜入! 元食品メーカーの血が騒ぐ!
さあ、いよいよ工場内部へ潜入していく。ガラス越しではないため、簡易白衣とヘアキャップを装着。
元食品メーカー勤務として「この装備を見てくれ!」と気合を入れたものの、周りの人たちはすでに準備万端。工場長もこの表情で待ち構えている。
今回は特別に、実際の製造ラインに足を踏み入れる。手洗い、エアシャワー、粘着ローラーと、幾重もの衛生工程をクリアしていく。
こちらも元食品メーカー勤務としては「なつかしい~!」とちょっとテンションが上がる場面だが、同時に頭の中でよぎるのは、先日子どもたちに読み聞かせた絵本『注文の多い料理店』。
「このあと “クリームを塗って” って言われたらどうしよう……」とひとりでニヤつきながら歩いていたが、口には出さず、グッと我慢。
ミルフィーユは3日間にわたる丁寧な工程で作られているという。
最初に案内されたのは、パイ生地の焼成工程だ。
工場内には4台の大型オーブンがあり、約230度で28分ほど(季節により変動あり)じっくりと焼き上げられる。
パイ生地は、なんと144層にも折り重ねられており、この層の重なりが、あのサクサク感を生み出すだけでなく、チョコレートとの相性や口どけの良さにも大きく影響しているらしい。
・チョコが主役! クリームは縁の下の力持ち!
続いて、生地の間にクリームを挟む工程へ。このクリームにもこだわりが詰まっている。
主役はあくまでチョコレート。だからこそ、クリームはチョコの風味を引き立てながらも、しっかりと味の存在感を残す、絶妙なバランスで設計されている。まさに縁の下の力持ちだ。
サンドされたミルフィーユは一晩冷蔵庫で寝かされ、スライサーで縦横にカットされる。
1シートから約162本ものミルフィーユが誕生するとのこと。
ベルトコンベアの上を、無数のミルフィーユがちょこちょこと進んでいく様子は、まるでちょっとした登山をしているようで、なんとも愛らしい光景だ。
こういう瞬間を見ると、めちゃくちゃワクワクする私。一か所にじっくり見入りすぎて、このあたりから周囲から遅れを取り始める。
次に案内されたのが、専用のコーティングマシン「エンローバー」。
彦摩呂だったらきっとこう言うだろう。「チョコレ―トのカーテンやぁ~~!」と。
ここで使用されているのは、ミルフィーユのためだけに開発されたオリジナルチョコレートだ。
さらにチョコレートを1回で終わらせるのではなく、2回に分けて贅沢に、かつムラなくしっかりとコーティングしていることで、あの食べ応えのある味わいを生み出しているという。
ここで工場長がトレーを持ってなにやら怪しげな動きを……
と思ったら、出来立てをあとで食べられるようにピッキングしてくれていた! せっかくだからここで記念撮影。
工場長、ノリがいい(笑)
・工場見学も感動のフィナーレへ
チョコレートでコーティングされたミルフィーユは、次に包装工程へ。
1分間に約250個というスピードで、次々と包装されていく。
そして、2023年に導入されたという新しい箱詰め機械も紹介していただいた。
繊細なミルフィーユが丁寧かつスピーディーに箱詰めされていく様子は圧巻。
潰さぬように扱いながらも、流れるように作業が進む様子に、思わず見入ってしまった。
ここから、さらに紙包装などを経て、店頭で目にする形へと仕上がっていくのだ。
見学の最後には、社員の方におすすめのアレンジした食べ方も教えていただいた。
それは「ストロベリーミルフィーユ」にブラックペッパーをひと振りすること。
さらに白ワインを添えれば、甘さの中にスパイシーなアクセントが加わり、ちょっと贅沢な大人の時間を演出してくれるという。
ミルフィーユやアレンジレシピのおいしさにも感動だったのだが、個人的にもっと驚いたのは、添えられていた白ワイン。
これがもう、キリっとした味わいでおいしい! 銘柄を聞いて帰りたかったのだけれど、万が一「それ、業務スーパーでお手頃価格で買えますよ」みたいなやつだったらどうしよう……と、変な見栄が働いてここでも聞けずじまい。
・この夏も工場見学愛も熱い!
今回の工場潜入で、メリーチョコレートのミルフィーユがこれほどまでに手間ひまかけて作られていることを知った。そして同時に、「やっぱり工場見学って最高に楽しいなぁ」と、あらためて実感。
知らなかった世界をのぞかせてもらえるワクワク感、ここでしかできない試食体験──どれも特別だった。
そして、どんなに暑い夏でも、チョコは溶けても、私の工場見学愛は決して溶けることはないだろう。
取材協力:株式会社 メリーチョコレートカムパニー
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
夏野ふとん




































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