2025年4月12日、あの「おかめ納豆」でおなじみのタカノフーズが、新たな工場見学施設「なっとく!ファクトリー」をオープン!

納豆がどのように作られるのかを間近で見られるだけでなく、思わず撮りたくなるフォトスポットやユニークな商品も盛りだくさん! これは大人も子どもも “納得” するやつだわ……!

・タカノフーズといえば “あのおかめ”

まずおさらいだが、タカノフーズとは言わずと知れた納豆界のレジェンド。全国のスーパーで目にする「おかめ納豆」を製造している企業である。

余談だが、私は遥か昔、水戸本社敷地内で開催されていた別の工場見学に参加したことがある。

納豆の食べ比べをしたり、自分の顔がおかめになる映像コンテンツを楽しんだりと、その満足度は非常に高かったと記憶している。現在その工場では見学は行われていないが、「納豆博物館」として予約不要で見学できる施設として営業中だ。

なので今回の「なっとく!ファクトリー」も、勝手に期待値MAXで臨んだ。

・納豆のよさを「なんとなく」から「なっとく」に

「なっとく!ファクトリー」があるのは茨城県笠間市。

JR常磐線「友部駅」から車で15分ほど。アクセスは若干マニア向け(?)だが、広大な駐車場完備なのはありがたい。

では、早速館内へレッツゴー!

1階の売店では、おかめ納豆グッズが大充実。

おかめちゃんの靴下や文房具などユニークな商品がずらり。ゆるカワ好きは、財布の紐がゆるみすぎないように要注意だ。


さらに、なつかしの “顔出しおかめ” も健在。

以前の工場にもあったやつで、思わず「これ前にもありましたよね?!」とスタッフさんに話しかけてしまったところ、「えっ、そうなんですか?」と逆に驚かれる始末。

そうだよ、伝統なんだよコレ……!

……と思っていたら、実は私が以前見たのとは別物だったことが判明。どうやら納豆博物館にある顔出しおかめとは異なり、「なっとく!ファクトリー」にあるのはCM撮影で使われた “別のおかめ” とのこと。

なるほど、私が勝手に同一人物(?)だと思い込んでいたわけか。

そして、階段をのぼると、そこは納豆の歴史と世界観が広がる展示フロア。

商品の変遷を見ながら、「こんな商品もあるんだ」「これ懐かしい」と家族で盛り上がった。

そして、フォトスポットも異常に充実していて、巨大納豆とともに記念撮影も楽しめる。

この納豆、結構リアルなのが注目ポイント。

・予約制のガイドツアーがアツい

さて、お待ちかねの無料ガイド付き工場見学ツアー。予約無しでも見学可能なゾーンはあるが、1日2回開催されている(10:00 / 13:30)事前予約ツアーの方が楽しめる。今回はもちろん満を持して、事前に予約したツアーに参加!

まずは「ナットリップシアター」でアニメーション映像を見ながら、納豆のヒミツをお勉強。

かわいらしい映像に、大人もほんわか。壁面に描かれているタイムマシーンが映像中に登場するのだが、なかなか設定がしっかりしている。

そして「おかめナンバーストリート」でクイズを交えながらの展示案内を経て、いよいよ製造ラインの見学へ突入──!


・普段は見れない納豆の裏側

見学エリアでは、納豆が容器に詰められ、タレとからしがセットされ、3段に積み上がっていく様子をガラス越しに見ることができる。

無心で動き続ける機械の美しさに、私は「ふおお……」と感動。子どもたちは「きりんさんみたい〜!」と大はしゃぎ。ちなみに筆者の娘(5歳)は「これ見たら感謝して納豆食べないとね〜」と謎の工場見学マインドを披露してきた。将来有望。

滞在可能時間ギリギリまで製造ラインを眺めていた私は「こういうの見るの初めてなんですか?」と声をかけられる……。いやいや、逆だよとツッコみたくなる気持ちをネバッとおさえる。

・締めくくりはやっぱり納豆で

ツアー終了後には、嬉しいお土産も頂いたが、内容はその時によって違うようなのでお楽しみに。

帰り際にスタッフさんおすすめの納豆を購入し、家でさっそくマグロ納豆に。

見学後に食べる納豆って、なんでこんなにおいしいのか……! 納豆の魅力、これはもう “納得” ですわ!

参考リンク:なっとく!ファクトリー
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
一部画像提供:タカノフーズ
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