2025年3月19日から、全国のコメダにて新しいシロノワールとジェリコの提供が始まった。今回のテーマはティラミスとプリンなもよう。

商品名は「シロノワール ティラミスプリン」と「ジェリコ ティラミスプリン」。え、ティラミスとプリンを合体させた……のか? 別々じゃなく?

神奈川の有名プリン屋「マーロウ」にそういうのがあったと思うが、もしかして、ティラミスとプリンの組み合わせって、実は定番だったりする感じ? まあいいや、とりあえず食べてみよう。

・ティラミスプリン

ティラミスとプリンを合体させるスタイルの起源は不明だが、コンビニスイーツなどでも、たまに見る組み合わせなことは確か。

相性の良さについては今さら述べることもないだろう。間違いのないタッグだ。問題は、我らがコメダがそれをいかにシロノワールに落とし込んできたのかという点。

「シロノワール ティラミスプリン」は通常サイズが860円~920円。ミニサイズが660円~720円。そして「ジェリコ ティラミスプリン」は640円~880円だ。

価格や取扱の有無は店舗によって異なり、4月下旬までの販売を予定しているそう。また、「ジェリコティラミスプリン」は持ち帰り可能とのこと。


・トラディショナル

最初に行くのはもちろんシロノワール。なるほど……ビジュアルからは、そこはかとなくトラディショナルみを感じる。


特に添えられたサクランボがまるで喫茶店のスイーツのよう! あ、そういえばコメダは喫茶店だったか。私の脳内ではラーメン二郎などと同類のドカ食いスポットみたいなイメージにシフトしてしまっていた。


見るからに粘度が高く、濃厚そうな黄色いソースが実に良い。私調べだと、コメダに通う人間の99%はねっとりして濃厚なものを特に好むからな。


公式HPによると、この黄色いソースがマスカルポーネとプリンの両方の要素を持つものらしい。茶色い粉はココアパウダー。

恒例の断面チェックを行おう。おや? 何かが仕込まれているぞ。


一瞬メープルシロップかと思ったが、こいつの正体はコーヒーシロップ。タイトルの通り、このシロップの存在が重要だった。


食べてみると……はい。皆さん、今回のシロノワールは、ガチに “当たり” です

ここ数年、全ての新作シロノワールを食べ、感想文を書き続けてきましたが、この風味は、歴代シロノワールの中でも特に奇跡的なバランスの上に成り立っていると感じます

まずソースが、期待通りに濃厚なプリンとティラミス風味をドロッと脳に流し込んでくる。方向性の異なる二種類の激甘フレーバー

そこに、ゴリっとビターなコーヒーシロップがやってくる。これがたまらない。もしこのコーヒーシロップがただ甘いだけのものであったら、このシロノワールの仕上がりは、特筆すべき点を欠くものになっていただろう。

これはテクニカルな仕上がりだ……! 風味のバランスがとても良いので、ノーマルサイズが秒で消えるぞ! 偏差値にして68くらいある優秀なシロノワール。


・ジェリコ

続いてはジェリコだ。これ持ち帰れるってマジか


今まで1度もジェリコを持ち帰ろうと思ったことすらなかったが、ワンチャン、スタバですと言い張っても通りそうな気がする。

仕様はほぼシロノワールと同様。薄い黄色とコーヒーゼリーでナミアゲハ(蝶)みたいなカラーリングをしている。トップはホイップクリームとココアパウダー。


こちらは無難な美味しさ。よく冷えているため各種風味の主張が控えめになるので、シロノワールと比べるとあっさり感がある。濃厚なプリン&ティラミスを感じたいなら、やはりシロノワールだろう

参考リンク:コメダ珈琲店
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.