「日本一入手しやすいコスメ福袋」と私が勝手に呼んでいる『REVLON(レブロン)』の福袋であるが、今年はビビった。ガチで焦った。去年までドラッグストアやコスメショップで必ず大量に売れ残っていたのに、どんなに探しても見つからなかったんだから。

何軒かのお店で理由を訊くと「売り切れとかではなく、そもそも入荷していない」という状況らしかった。この展開はレブロンサイドの問題か、はたまたお店サイドの事情なのか? 真相は不明。

私がようやくレブロンの2025年福袋を見つけたのは暮れも押し迫った12月28日。場所は調布の駅ビルであった。なんで新宿になくて調布にあるねん。

・迷走が止まりません

なお2023年までレブロンの福袋は「開封するまで中身が完全に見えない」状態で販売されていたのだが、2024年は「半透明の袋の中身がうっすら見える」状態になっていた。


そして2025年の福袋は……


ついに「中身丸出し」に! これは退化か、それとも進化と捉えるべきなのか……?

店頭ポップには「中身はカテゴリごとにランダムで入っている」とある。これは例年どおり。

しかしながら箱の裏面を見ると、もう中身がバッチリ明記しちゃってあるのだ。これ一体、どういう商法!? そもそも箱スケスケのため裏面を確認するまでもなく中身バレバレではあるが……。

異様に前置きが長くなった。レブロンの2025年福袋(税込2200円)の中身は以下の4点。


・カラーステイ クッション ロングウェア ファンデーション(004 明るい肌色)
・ダズル アイシャドウ クアッド(006 サファリ シマー)
・カラーステイ サテン インク(036 シトリン クイーン )
・ジェリー ティント リップカラー(002 ベリー バースト)



・逆にナウい説

なお私がこれを発見した調布のショップでレブロンの福袋は5つほど売れ残っていたが、全て中身は同一であることが目視で確認できた。人気がないバージョンなのか、それともハナから全て同一なのだろうか?

なんとも攻めた色合いのアイシャドウパレット。ピンク系全盛の令和において、このような漆黒が混ざっているパターンは久々に見た。

それじゃ、早速インフルエンサー風にメイク実践してみちゃいたいと思いマス!

クッションファンデ。定価2530円なので、これ1つで元が取れている計算になる。

おお! 言われなきゃ分かんないくらい薄づき!


これは完全に好みによるが、「ファンデは薄けりゃ薄いほどいい(シワが浮いちゃうから)」と考えている私のような人種にとっては非常にアリ。色味もちょうどよかった。リピありえるかもしんない。

つづいてアイシャドウ。アイシャドウは目元へ近づくにつれて濃い色を入れていくのがセオリーである。使い方を参照すると左上が「一番薄い色」扱いらしいので、まずはコイツをアイホール全体に乗せてゆく。


え!?


めちゃめちゃ濃くないか!?!?


「私が普段使いしている一番濃い色」くらい濃かった「レブロン福袋の一番薄い色」。このさき濃紺と漆黒が控えているというのに、一体どうなってしまうのでしょう? そしてリップも塗った完成図が……


これ。


昭和のアバ◯レっぽくて逆にナウいかもしれない。



・レブロン福袋を応援しています

そこから手持ちのコスメで仕上げた完全体がこちら。

死ぬほどメイクが濃いにも関わらず、なぜこうも幸薄げに見えるのだろう。お世辞にも「愛用します」とは言えなかったレブロンの2025福袋だが、新たな自分に出会えるという考え方も不可能とまではいえない。もはや腐れ縁の域なので、来年も販売があれば必ず購入したいと思います……頑張れレブロン!

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.