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【ネタバレなし】映画『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』がめちゃめちゃ面白いので見に行ってほしい

2日前


アニメ映画『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』が2024年12月27日公開ということで、さっそく見てきた。こちらはJ・R・R・トールキンの小説を実写化した人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の、約200年前を舞台としている。

想像していた以上に『ロード・オブ・ザ・リング』につながる展開があり、また『ロード・オブ・ザ・リング』は抜きにしても単体の映画としてしっかり楽しむことができて、大満足。めちゃめちゃ面白かった。


・小説の追補版に出てきた王の娘が主人公

繰り返すが、本作はトールキンの小説をピーター・ジャクソン監督が実写映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の前日譚を描く長編アニメーションだ。

小説『指輪物語 追補編』に書かれた騎士の国ローハン最強のヘルム王とその娘(主人公)、周辺の人びとについての記述を膨らませたオリジナルストーリーが展開される。


『ロード・オブ・ザ・リング』3部作公開当時、記者は何度も映画館に足を運んだことを思い出す。日本語訳された小説もひと通り読んでみたりしたが、今も完全に理解できているとは言い難い。

数々の人物や種族、国が入り乱れ、複雑なのだ。しかしそうであるからこそ、こうしてまた新しい形で世界観を再構築し表現する機会が生まれたのではないかと思っている。

予告を見る限りでは『ロード・オブ・ザ・リング』3部作と関わってくる部分は少なさそうであったものの、実際に見てみるとそうでもないところも嬉しいポイントだった。

約200年前の話であるので、このあたりからすでにあの物語は始まっていたのか……と感じられ、ファンとして単純に興奮した。

もちろん『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を見たことがない人でも、何の問題もない。むしろ『ローハンの戦い』からスタートし、3部作を追えることに羨ましさすら感じる。



・特に馬がいい

またストーリーとはあまり関係がないが、本作に登場する生き物たちがとても良かった。何だかよくわからない謎の生物にオオワシに巨象、そして馬。

アニメ映画だからこそ表現できたであろう、彼らの動きと躍動感、そして格好良さと可愛らしさであふれていた。中でも個人的に気に入ったのが馬だ。


基本的に人間はずっと戦っているが、その中で人間と共に大地をかける馬たち。乗っている人も違えば、乗せてあげている馬の個性もさまざまで、すべての馬に味があって最高だった。

記者は特にハマというヘルム王の次男と一緒に戦った馬が好き。闘いの場面において優秀とは言えないのかもしれないが、優しげでちゃんと人と心を通わせていてキュンときた。

人間だけでなく、彼らもまた彼らのステージで戦っているんだろうなと感じられた次第。もう一度、馬たちを見るためだけに映画館に行ってもいいような気さえしている。

また、今回記者は吹き替え版で見たのだが、声優がとっても豪華で耳が幸せだった。とは言え、字幕版ではまた見え方が変わることだろう。次見るときは字幕にしたいと思っている。

ネタバレを避けるため深くは言及しないが、とにもかくにも『ロード・オブ・ザ・リング』に馴染みがあろうがなかろうが映画館に足を運んでみてほしい。本作をリアルタイムで映画館で見ることができる時代に生まれて、自分は幸せだと感じる出来栄えだったぞ。

参考リンク:ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い(公式)、Instagram @warnerjp_official
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼予告編

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