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【は?】かつや新商品「ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼」を注文したら、ただのソースカツ丼が来た / 店内POPが意味不明すぎる件

7分前

つい先日『タレカツ丼』を発売したばかりの「かつや」であるが、いまだ販売中ということを忘れてしまったのか? 2024年11月22日より今月2品目の新商品『ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼』を新たに発売したようだぞ。


つまり現在「かつや」には、2種類の限定メニューが同時に存在していることになる。同じ組内で抗争すんなよという感じだが、“かつや者” ならば避けては通れぬ道だろう。とにかく食べてみることにした。

・「かつや」新商品

「かつや」曰く『ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼』(税込759円)とは、シンプルなソースカツ丼にベーコンエッグを添えたものらしい。そりゃそうだろうと思いつつ、待つことしばし。


いよいよ私(あひるねこ)の元に実物が届いた……の、だ、が。


え!?


ちょ……いや、これでは『ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼』というより……


ど真ん中ソースカツ丼……!


やって来たのは「かつや」名物の一つ『ソースカツ丼』であり、それ以上でもそれ以下でもなかった。これは単なる提供ミスか? もしくは……まさか試されているのか? “かつや者” としての資質が。


かつてない緊張感と共に、まずは箸でひょいとカツを持ち上げてみた……その時だった。





ベーコンエッグである──。


・意味不明

なんと、カツの下から出てきたのはベーコンエッグ! 縁の下のベーコンエッグ! ゼア・イズ・ベーコンエッグ・アンダー・ザ・カツ!!


今こそ声を大にして言わねばなるまい。なぜ下に敷いた? 果たしてこの行為に何の意味が、何の意義があるのだろうか?


「かつや」によれば、この奇行のコンセプトはズバリ「見せない美学」。


ご飯にベーコンエッグをのせてからソースカツを盛り付けることで、食べた人にしか伝わらない妙な納得感にお腹も気持ちも満たされる……などと意味不明な供述をしており謎は深まるばかりだ。そこは普通に見せろや。



・初ではない

さて、熱心な “かつや者” ならお気付きかと思うが、実は「かつや」は2022年7月にも『ベーコンエッグソースカツ丼』という商品を発売している。しかし、そのヴィジュアルは似て非なるもの。今年と比較してみよう。


こちらが『ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼』で……


こちらが『ベーコンエッグソースカツ丼』。


そう、今年はベーコンエッグがカツの下に敷いてあるのに対し、2年前はベーコンエッグがカツの上にのっていたのである! ベーコンエッグ・オン・ザ・カァァァァァァァツ!!


……まあ、だから何なんだ? と思わなくもないが、注目は両者の価格がまったく同じ税込759円という点だろう。

・お値段変わらず

『ソースカツ丼(梅)』の値段はこの2年で税込572円から税込649円に上がったにもかかわらず、よくよく見ると『ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼』の値段は据え置きとなっている。これは少々意外な展開だった。


もしかしてベーコンエッグが小さくなったのか? と思いきや、ベーコンの物量含め、体感的には両者に大きな違いはない。至極真っ当なベーコンエッグである。


あえて違いを挙げるとするなら、今年は半熟の目玉焼きがご飯の上にのっているため、TKG(卵かけご飯)感が強いという点か。前回は卵とカツがお互いに独立しすぎていて、途中からただのソースカツ丼になっていたからな。


見た目はだいぶ意味不明であるものの、料理としては今年の方がまとまっていると言っていいかもしれない。プラス110円でベーコンエッグが付いてくると考えれば、それなりにお得度も高い気がする。


ただぁ!



実は今回、マジで最後の最後まで意味が分からなかったことが一つあるのだ。もしかしたら今まで相対してきたすべての「かつや」限定メニューの中で “最謎” かもしれん。頼む、誰か教えてくれ。


「ベーコンエッグはど真ん中がうまい」って何なん?


・意味不明

おそらく「ベーコンエッグは真ん中の黄身の部分が一番うまい」という意味なんだろうが、だとすれば本商品も、丼のほとんどを黄身が占めていて然るべきではないか。つまりこうきて……


こうくるべきである。


・喝

「ベーコンエッグはど真ん中がうまい」というフレーズを使うなら、やはりど真ん中のみで攻めてきてくれないとどうにも物足りない。これは久しぶりに喝だろうなぁ(カツだけにね)。


「かつや」よ、次はダチョウで来い……! ダチョウの卵で勝負してこい……!! 俺たちの「かつや」なら、いつか真の意味での『ど真ん中ベーコンエッグソースカツ丼』を生み出してくれると私は信じている。

参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼現在「かつや」では、2種類の限定メニューが同時に存在するという珍しい現象が発生している。

▼ちなみに『タレカツ丼』はこんな感じだ。

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