ちょっとみんな聞いてくれーーーー! 意外なことに(失敬)いま「ほっともっと」で売ってる『ジンギスカン弁当』がかなりウマいぞーーー!! 正直ナメててすまんかった!

羊大好きっ子たちは当然として、これならラム肉が苦手な人でもギリいけるハズ!! お世辞は抜きにして弁当でこのクオリティはすごい! ホントいい時代になったもんだぜ!!

・賛否両論食材

大手弁当チェーン「ほっともっと」が、2024年10月15日から発売している期間限定メニューが『ラムジンギスカン弁当』である。一見普通のように見えて、ジンギスカンを弁当にするとはなかなかの挑戦ではないだろうか?

ご承知の通り、ラムやマトンの羊肉は好き嫌いがハッキリ分かれる “賛否両論食材” である。ちなみに子羊の肉をラム、大人の羊の肉をマトンって呼ぶからみんな覚えておこうな。

・独特の風味

さて、羊肉が嫌われる理由はズバリ「ニオイ」であろう。「風味」とも「クセ」とも言い換えていいが、ダメな人はとにかくあのニオイがダメ。日本でイマイチ羊肉が受け入れられない最大の理由は「ニオイ」としか考えられない。

確かに小学生の頃、遠足で訪れた牧場で食べたジンギスカンはかなり強烈なクセがあった。私自身は当時から平気だったものの「あのニオイが耐えられない」という方は、少なからず……どころかまあまあ多いのだろう。

ニオイの原因は「冷凍しているとダメ」「チルドならOK」「単純に鮮度の問題」などと言われているが、ぶっちゃけチェーン店の「ほっともっと」が、良質なラム肉を提供できるとは思っていなかった。だがしかし……。

・マジか

740円の『ラムジンギスカン弁当』を購入して食べてみたところ……おや? かなりクセが和らいでるぞ? 付属のタレの効果はそれなりにあるにせよ、ラム肉自体のニオイがかなり抑えられてるではないか。

もちろん、奥の方には “ラム肉の風味” が潜んでいる。だがそれはラム肉である以上仕方がないことで、むしろ “おいしさ” と言っていい。いや、美味しいジンギスカンやん! やるな、ほっともっと!!

ジンギスカンが苦手な人にわざわざオススメはしないが、それでも「これならイケる」という方も少なくないハズ。当然、ジンギスカンが好きな方は「ウマいやん!!」と感じるに違いない。

・ほっともっとすごい

そもそも「弁当屋がジンギスカン弁当を販売すること」はチャレンジであり、客側が「弁当屋でジンギスカン弁当を選ぶこと」も同じくチャレンジである。それを乗り越えた果てに、かなり美味しいジンギスカン弁当が待っていた。

なお「ほっともっと」では肉が2倍の『Wラムジンギスカン弁当(1190円)』も発売中だ。というか、こっちにすれば良かった! またお重タイプの『ラムジンギスカン重(690円)』もあるぞ。

というわけで、期待値がさほど高くなかったことはあるにせよ、かなりウマかったジンギスカン弁当。羊肉大好きっ子たちにとっては朗報以外の何物でもないので、ぜひ1度お試しいただきたい。

参考リンク:ほっともっと
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.