先日、沖縄県名護市に行く用事があって国道58号線をドライブしていたのだが、休憩がてら立ち寄った道の駅でとんでもない看板を見つけてしまった。どうやら道の駅の名物が「ニューハーフ」らしい。
そば・カフェ・タコスと並ぶ中に「ニューハーフ」の文字。間違いなく「ニューハーフ」と書いてある。もちろんニューハーフショーを楽しめる観光地も少なくないが……舞台が国道沿いの道の駅となると相当珍しい。
とにかく気になったので、名物のニューハーフを堪能してきたでござる。
・羽地の駅
沖縄県本島北部・名護市の羽地（はねじ）地域にある直売施設「羽地の駅」。ご覧の通り、ピンクの看板に大きな文字で「名物！ ニューハーフ」と書いてある。しかもハート付きだ。
ニューハーフが圧倒的なインパクトを放っているため、両隣のカフェ・タコスの存在感がかすんでしまっている。やはりどうしてもピンクのニューハーフが気になってしまうのだ。こんなもん絶対にスルーできない。
・ニューハーフの正体
というわけで、直売所スタッフの方にニューハーフについて尋ねたところ、スムーズに店内に案内され……
…………
「こちらがニューハーフです」
ニューハーフ……！
しかもラスト1本……!!
・ラスイチのニューハーフ
勢いだけで購入したニューハーフ。おそらく今生ではもう2度と「ニューハーフをお願いします」とレジでお願いすることはないだろう。運よく、ラスイチのニューハーフ天（110.56円）をゲットできたようだ。
んで、どうやらニューハーフとは「魚のすり身」と「羽地鶏ミンチ」の愛の結晶のことらしい。野菜も混ぜて練ったものを揚げたという。魚と肉が半々だからニューハーフだそうだ。愛情たっぷりの1品である。
・ニューハーフいただきます
さて、購入したニューハーフを食べるため直売所2階の展望スペースへ。実は台風接近中ということで天候は不安定。晴れと雨のニューハーフのような天気（曇り）である。
結局、屋内のテーブル席でニューハーフを食べてみると……想像通りの味。ふわっとした食感で飽きのこない素朴な美味しさ。
肉と魚の旨味、そして野菜の甘みもギュッと凝縮されている。おやつにもおかずにもなる味だ。噛めばじゅわっと旨味がにじみ出てくる……ニューハーフ最高ォォオオオ！
──というわけで、沖縄県名護市に行く機会があれば、羽地の駅名物のニューハーフを食べてみてほしい。ニューハーフ最高でした。てか、ニューハーフといえば京都祇園のお店を思い出します……思い出話はまた次の機会に。それでは。
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称：羽地の駅
住所：沖縄県名護市字真喜屋763番地1
時間：9:30〜18:00
休日：年中無休
執筆：砂子間正貫
Photo：RocketNews24.