インドア派なんだけど一旦外に出たら鉄砲玉な私(中澤)。何回も出たり帰ったりするのが面倒くさいのだ。同じ理由で、遠出した時に入る店を細かく調べるようなこともしない。

出先だからこそ新鮮な感動に出会いたい。ゆえに、「調べてたら入らなかっただろうな」と思うこともあったりする。今回はそんな話です。

・何気なく通りかかったスーパー銭湯

それは遠出してドライブしていた時のこと。色んなところを回って、さてこれからどうするかってタイミングで良い感じの銭湯に出くわした。何が良い感じだったかと言うと、その銭湯は大きくて見るからに色んな湯がありそうだったのである。いわゆるスーパー銭湯というヤツだ。

リラックススペースもありそうだし休憩にはちょうど良さげ。都市部でドライブの景色も変わり映えがなく飽きてきたところだったので、渡りに船とばかりに入店した。

中に入ると、思った通り、風呂の外のスペースも充実している。飲食スペースも広く食べ物も美味しそうだ。風呂に入ってみたところ、浴場は広く、いくつもの湯舟がある。そんな浴場を歩いているとサウナがあるのを発見した

・奥まったサウナ

サウナがあったのは浴場の奥まった部分。奥部分に、サウナ、水風呂から露天風呂に出られるサウナの動線ができていることもあり、そのエリア一帯はサウナーのテリトリーになっている。逆に、サウナーじゃなければ近づかない感じ。

まあ、私はサウナーなので入るけど。そう思いながら、サウナに入ってみたところ……

広くて熱いサウナ室。水風呂もしっかり冷たく、露天風呂もちゃんと外気浴できる仕様で、非常にリラックスできる内容だった。湯舟も良かったけど、サウナはさらに良い。これは当たりだ。

・すでに話題のスポットなのか?

調べずに入ったけど、ひょっとしてサウナーの中ですでに話題のスポットなのではないだろうか。入ってみてそう感じた私は、帰ってその銭湯の名前を調べてみた。

実は、事前には調べない私は、「良かったなあ」と思った場所を後から調べることはよくある。それで思い出を反芻したりするのだ。

だが、いざヒットした情報を見てみると衝撃を受けずにはいられなかった。サウナーも注目しているかと思ったその銭湯は別の方向で注目されていたのである

出てきたのはある掲示板。それは男性同士がアレするための出会いスポットが掲載されたもので、そこにバッチリ銭湯の名前が載っていた。いわゆる、「ハッテン場」というヤツである。

私が行った際は全くそういう雰囲気はなかった。しかし、時と場合によっては目撃してしまうこともあるのだろうか。

・ゲイだろうとゲイじゃなかろうと

産経ニュースによると、公衆浴場でのそういった行為には法的問題もあるそうだ。当たり前である。男と女であったとしても公共の場でそういうことをするのはアウトだ。

つまり、「ゲイだから」というわけではない。本記事は人に対してではなく、そういう行為そのものに疑問を呈するもので、ゲイ全体だとか主語を大きくしないでいただけると幸いだ。普通に風呂入る場所でそういうことしないで。

これってごく当たり前なことを言ってると思うのだが、ある鹿児島の銭湯はそんな迷惑行為の影響で閉店したらしい。もはや水面下の社会問題と言える。風呂だけに。

参考リンク:産経ニュース
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.