2024年8月8日から、アメリカで勢力を拡大中のホットチキンバーガー屋「Hangry Joe’s」の日本1号店が秋葉原でオープンした。

万世の肉ビルのちょうど裏あたりだ。アメリカの店舗のメニューを見ると、デカいホットチキンが実にウマそう。さっそく食べに行ってみることに。

・肉ビルの裏

ということで秋葉原へ。肉ビルの裏の、階段が特徴的なビルの1階……と言えば、なんとなくわかると思う。


入口周辺にオープンを祝う花がたくさん置かれていた。片づけられるまでは一瞬で見つけられるはずだ。


店内で食べるか持ち帰るか選べるもよう。


8月15日までは、ミニバーガーを除く全てのバーガーが20%割引とのこと。お得に試せるチャンス!


店内はカウンター席の他、テーブルもいくばくか用意されている。正確な数字は不明だが、30人くらいは入れそうだ。


・チキン

テイクアウトの場合は、入ってすぐのレジにて口頭でオーダーして先払い。イートインの場合はスマホからオーダーして後払いなもよう。

QRコードを読み込むとオーダー用のWebページが開く仕様で、LINE登録やアプリのインストールは不要なタイプだ。


QRを読み込んだ先でもメニューを見られるが、紙のメニューも置かれている。主役はやはりバーガーなもよう。辛さを5段階から選べる仕様だ。


ドリンクは驚くほど豊富で、アルコールも選べる。


私はテイクアウトのつもりだったのだが、当初は勝手が分からずスマホへ入力してしまった。オーダーしたのはこちら。


ちなみに上のスクショでは、最初から20%割引きされた値段が表示されている。紙のメニューに書かれているのが通常時の価格。



テイクアウトは紙袋に入れてもらえる。私のようにいくつか持ち帰る場合は、この紙袋を入れるためのトートバッグなどを持参したらいいと思う。


・ハングリィチキンラップ

それでは順番に見ていこう。まずは「ハングリィチキンラップ(1190円)」だ。これは本国でも提供されているらしいので頼んでみた。


チキンブリトーみたいな感じだな。


中身はこう。


見ての通り、けっこう威勢よくチキンのカタマリが入っている! 見るからに唐辛子が使われてそうな色合いだが、そこまで辛くはなく、旨辛って感じで万人向けだ!

また、この後に紹介するバーガーと比べて圧倒的に手で食べやすいため、テイクアウトして秋葉をブラつきながら食べる場合にはベストな選択肢だと思う。


・バーガー

そしてこちらが「ハングリィシグネーチャーバーガー アメリカンサイズ」。通常価格は1790円で、スモールサイズ(1190円)とレギュラーサイズ(1490円)もある。帰りに帰宅ラッシュの満員電車で潰されてしまった。元はもっとふっくらしていたはず。


先述の通り、辛さを5段階で選べるヤツだ。レベル3までは無料。4がプラス100円で、5はプラス150円となっている。

スタッフに聞いたところ、「5はけっこう辛い」「初心者は4か……3くらいからはじめた方が良い」とのことだった。

私は辛いのも少しはやれるタイプ。例えば松屋のカレーの辛さは、私の中で5段階中3くらいだ。まあまあイケるやろと思い、レベル4でオーダー。トッピングに100円のアメリカンチーズも入れてもらった。

内部構造を見ていこう。一番上には分厚いピクルスとコールスロー。かかっているのはスパイシーな「ハングリィソース」らしい。アメリカの店舗のままの味だという。


これがメインのチキン。


なるほど、けっこうデカいぞ……!


厚さもイイ感じだ。ケンタのチキン2個分くらいありそうだ。


そしてチーズは……見た感じどこにも入っていなかったと思われる。おそらくミスで入れ忘れたのだろう。オープン初日だし、大目に見ていこう。

バラしたのをバーガー状態に戻したのがこう。この通り、だいぶチキンがはみ出ていてデカいため、歩きながらだと食べづらいと思う。買い食い勢にチキンラップをお勧めしたのは、こういう理由だ。


そしてこいつのウマさはガチだった! 辛さレベル4は大正解だったと思う。ほど良い刺激のカラさとウマさが同居している! そしてチキンの圧倒的なサイズによる満足感!!

ピクルスが他ではなかなか見ないくらいの厚切りなのだが、それもホットソースとバカデカチキンに負けない食感と酸味で、よく考えられたバランスとなっている!! ルートビアとかほしいな。


・殺意のレベル5

最後は「ハングリィミニバーガー(シグネチャー)」だ。通常価格は490円。辛さレベル5でオーダーした。価格帯的に他のバーガーチェーンと被るのはこのミニバーガーだろう。どんなものか見ておきたかったのだ。

やはり満員電車で潰れてしまったが、味に影響は無いはず。皆さんは上手いこと持ち帰ってくれ。


サイズは本当にミニだ。サイズ対価格比では、他のチェーンより少し高めかもしれない。チキンはこんな感じ。


そしてピクルス。チーズはまたしても入っていなかったが、初日なので大目に見よう。


食べてみると……


ア゛ッ!!


……


……


……


……


……


_人人人_
> 死 <
 ̄Y^Y^Y ̄


マッッッジで死んだと思った。レベル4がたいしたこと無かったので、油断して一気にいったのが敗因だった。

それにしてもレベル4と5の差が凄すぎる。圧倒的な殺意の波動を感じる辛さで、15分くらい泣きながら悶えざるを得なかった。舌が落ち着いた今も胃の辺りが燃えている。これはあとで尻もやられてしまうだろう。

悶えている間、ナチュラルにマッドマックスな世界観で生きてそうなアメリカのイカれたおっさんが、爆音の「AC/DC」をBGMにハイテンションでハバネロをブチこみまくる姿が涙の向こうに見えた。そういう辛さだった。荒々しいステイツの風を感じる。

危なかったぜ……デカいアメリカンサイズのバーガーをレベル5で頼んでいたら、助からなかったかもしれない。ミニサイズで試して本当に良かった。

しかしこの激辛。ウマいのも確かだ……! 激辛系にありがちなことだが、癖になってまたすぐに食べたくなる。さっき泣いたのにもう食べたい

ということで、秋葉に上陸した「Hangry Joe’s」。ここにはステイツの風が吹いている。レベル4が普通だったので、レベル3未満はもっと余裕だろう。カラいのが無理な人はそちらで試したらいいと思う。

しかし個人的に、ここは秋葉に爆誕した新たな激辛スポットという見方で推していきたい。一口食ったら舌を犬の様に出しっぱなしにしてヒィヒィ言うことになるマジな辛さ。いやぁ、たまんねぇなこれ。またレベル5を食いに行くので、今後も手加減無しでやってほしい。

参考リンク:PR TIMESHangry Joe’s(本国)
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼バーガーについてきたポテト。これは普通。


▼肉ビルの裏と紹介したが、その肉ビルは解体予定。