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【東京の隠れ宿1泊2500円】JR赤羽駅の真隣にヒッソリと佇む格安宿に泊まってみたら…思わず息を呑む光景が広がっていてビビった

4時間前

東京にあるJR赤羽駅は様々な路線が乗り入れるターミナル駅。交通の便がいいため観光・出張の拠点として人気である。

駅前は1泊1万円以上のホテルが建ち並んでいるが、先日なんと1泊2500円で利用可能な格安宿(男性専用)を発見。JR赤羽駅のすぐ近くでその価格とは……いったいどんな施設なのだろうか。


・駅前にヒッソリと佇む隠れ宿

というわけで、さっそく楽天トラベルで予約してJR赤羽駅にやってきた。駅前は商業ビルなどが建ちまくっていて大変賑やか。

目的の宿は西口改札から徒歩30秒の場所にあるとのこと。どこだどこだと辺りを見回しても、それらしき建物は確認できず……


と思っていたら、あった! 駅と商業ビルの間に看板を発見。どうやら宿は商業ビルの1階(路面)にある様子。近づいてみると……


「立花」と書かれた電飾看板とエントランスが見えた。こちらが今夜宿泊する「Single CABIN(シングル キャビン)立花」である。

こぢんまりとしていて可愛らしい店先。ヒッソリと佇む素朴な雰囲気が気に入った。


エントランスを抜けるとすぐ目の前にフロント。受付後は靴を下駄箱に入れて備え付けのスリッパに履き替える。


フロアの移動方法は階段のみ。残念ながらエレベーターはなし。筆者が泊まる部屋は最上階の4階だ。がんばって階段を上っていこう。


途中、階段の踊り場で空っぽの自販機と小さな漫画コーナーを発見。宿泊施設で全くやる気がない自販機を見たのは初めてだ。


漫画はほとんどジャンプコミックス。『るろうに剣心』や『ろくでなしBLUES』、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』などが揃っている。

実に懐かしいラインナップだ。全体的に冊数は少ないが、たまに読みたくなるタイトルばかり。あとで手に取ってパラッと読んでみようかな。


館内はなかなかに狭いのだが、窓や観葉植物が多くて開放的。ただ、空調が効いていないのか結構蒸し暑い。


・カオスな4階

4階に到着したのでさっそく客室を覗いてみよう。廊下には簡易的な共用ゴミ箱(袋)が設置されていた。フタがないから中のゴミは丸見えだ。


客室のドアを開けると中はヒンヤリ真っ暗。掲載写真だと少し明るく見えるかもしれないが、実際は暗すぎて入室しようか若干ためらってしまった。

スマホのライト機能を頼りに進んでいくと……


カプセルベッドがズラリと出現。窓から差す夜の光で室内をなんとなく把握できたぞ。こぢんまりとした空間に10台ほどのカプセルベッドがところ狭しと並んでいる。

おまけ程度にソファ・テーブルも完備。室内の照明スイッチも見つけたのだが、勝手につけていいものか判断が難しい。とりあえず奥のロッカーに荷物を収納しよう。


古びたロッカーを開けると歯ブラシ・タオル2枚セット・浴衣が用意されていた。館内着が浴衣とは珍しい。着てみると少し大きかったのだが、これがなかなか涼しくて快適だった。

ちなみにロッカーはリュック(中型)がギリギリ入る収納力。


身支度中に気づいた……なぜか筆者のカプセルベッドからテレビ音が漏れ出ている。まだカプセルの中に入ってもいないのに、備え付けテレビがスイッチオンになっていたのだ。

そのときは「不思議だな」くらいにしか思わなかったけれど、いま思えばちょっと不気味だったかもしれない。


テレビを消すと辺りは驚くほど静かになった。……なんだか人の気配がしない。もしや、今夜はここに筆者ひとりだけ?

1階フロントまで降りてスタッフさんに尋ねてみたら、やはりあの部屋には筆者しか泊まっていないとのこと。やったぜ、めちゃくちゃラッキー。これで気兼ねなく部屋を明るくできるぞ。


戻って照明スイッチを押してみても、思っていたより明るくならなかった。どうやら照明がところどころ壊れている様子。それでも真っ暗よりだいぶマシ。ひと息ついたところで寝る準備を整えよう。


同フロアにある洗面所&トイレは、年季が入っているが比較的キレイ。

ただ、ブラシなどの掃除用具が洗面器にブチ込んであるのは気になってしまった。なかなか混沌とした雰囲気が漂っていて面白い。用を足したら隣のシャワー室へ。


シャワー室には脱衣スペースがなく、洗い場で服を脱ぎ着することになる。浴衣が少し濡れてしまうかもしれないが、そこはご愛嬌。

4階だけで寝支度がすべて整うのはナイス。欲を言えば大浴場もあったら嬉しかった。


シャワーを浴びたあとはカプセルベッドに入って就寝。誰もいないカプセルルームで寝るというのは新鮮だ。

隣人のイビキに悩まされることもなく最高……と思っていたら、電車の走行音・発車メロディ・アナウンス音が丸聞こえ。そうだった、ここはターミナル駅・JR赤羽駅の真隣だったのだ。


真夜中まで賑やかでちょっと落ち着かなかった。音が結構気になってしまうので耳栓は必須だろう。しかし、2500円で駅徒歩30秒の施設に1泊できるのだからコスパは素晴らしい

多少雑多な館内ではあるが、問題なく普通に泊まれるぞ。みなさんも機会があれば1度宿泊してみてはいかがだろうか。


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称 Single CABIN 立花
住所 東京都北区赤羽西1-5-1

参考リンク:楽天トラベル
執筆:古沢崇道
Photo:RocketNews24.

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