はー、腹が減ったぜ。今日は何を食おうか。そんな感じでスマホを弄っていたら、2024年7月19日からくら寿司にて「極上かにフェア」が始まったという情報が流れてきた。
へぇ、カニ……はそんなに興味が……と思いつつ公式HPのリリースにて対象メニューと思しき寿司の写真をスワイプしまくっていると、マジで滅多に見ない魚が目にとまった。
は? マジで? 回転寿司でこの寿司があるのか? それは行くっきゃねぇぞ……!!
・ギンポ
私を本気にさせた魚……それはギンポだ。
「くら寿司 かにフェア 19日」でググって出てきたリリースのページで寿司の写真を見ていたら出てきたのだ。
ギンポは、ほぼ日本全国のその辺の海にいる、特に珍しくない魚である。100均のサビキの仕掛けでちょろっと遊んでいても釣れたりする。
初見の人だと小さいウツボか何かだと勘違いすることもあるかもしれない感じのビジュアルをしている。サイズは10㎝とか20㎝くらいだ。
そんな魚だが、回転寿司で出てくることは滅多にないと思う。私自身は見たことが無い。ヤツらは天ぷらにされるのがコモンだ。
そもそも全国チェーンで安定提供が可能な量を確保できるような、大規模な漁や養殖がされているとも思えない。それが くら寿司で出てきたとなれば、もはや事件である。
ということで、全力で近くの くら寿司へ。フェア対象メニューのポップが出ている。ギンポは……載ってないな。
まあそれはいつものこと。私はそれなりな頻度で回転ずしチェーンのフェアをレビューしているが、ほぼ毎回、目当てとするのは大々的にピックアップされていないモブメニューだからだ。
きっとタブレットの期間限定メニュー一覧の後ろの方にいるパターンだろう。
ギンポ……ギンポは……
ギンポ……?
・無添蔵
おやおや? メニューに無いぞ? さっきのリリースをもう一度よく見てみよう。もしかしたら一部の店舗限定とかかもしれない。
ギンポは……ハイグレードブランドの無添蔵……? なんだそれは。
ググってみると、どうやら くら寿司は「無添蔵」という高級路線の寿司屋を展開しているらしい。
そういうことか。ではそこに行けばギンポを食えるんだな? よろしい。高級路線なら、どうせ丸の内とか銀座あたりだろう。今からでも向かってやろうではないか。店舗一覧は……
……
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伊丹昆陽、北花田、泉北、紀伊川。全部関西じゃねぇか……!
さすがにギンポのために関西まで行くのはハードルが高い。それにしても、ハイグレード路線の別ブランドか。
関東の店舗でギンポ寿司が食えないのは残念だが、良い情報を仕入れることができた。いつか近くに行く用事があった際には、「無添蔵」自体を試してみよう。
ちなみに「極上かにフェア」では「丸ズワイ棒肉(115円)」が個人的に一番お勧めだ。
コスパとサイズ、カニ力(ぢから)を総合的に見た結果、最も満足度が高いのはこれだと感じた。現場からは以上です。
参考リンク:くら寿司、無添蔵
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
▼いちおう一通り試した。
▼たらばがに軍艦(280円)。やっぱりカニって高いよなって。
▼ボイル本ズワイ大(280円)。そんなに大きくはない。皿の柄を基準に大きさを把握すると良いだろう。
▼カンジャンケジャン(250円)。何か写真と違った気がするが、気のせいかもしれない。
▼かに二種にぎり(345円)。
▼えびかにマウンテン(345円)。二番目にお勧めなのがこれ。マジでデカいし、中に仕込まれているエビが予想外に立派。大人の薬指くらいある。けっこう驚くと思う。
▼かにクリームコロッケ(180円)。
▼かに茶碗蒸し(330円)。
▼とろにしん(115円)。けっこう良い感じ。しかしニシンなので、好き嫌いは分かれると思う。
▼まぐろつくね(250円)。マックの てりやきチキンのテリヤキソース抜きのパティみたいな感じ。