株で一夜にして45万円儲かったけど、素直に喜べない理由 / NexTone

朝起きたら大変なことになっていた。株の含み益が45万円増えていたのである。45万て。信用買いとかせずに有り金だけでコツコツ買ってる私（中澤）にとって一夜でここまでの爆益はなかなかない。っていうか、初めてだ。

いくつか持ってる銘柄の中でも、その原因は1つしかない。NexToneである。

・音楽著作権管理会社

NexToneとは日本の音楽著作権管理会社。かみ砕いて言うと、音楽の利用で発生する著作権利用料を音楽家に分配する会社で、要するに、業務内容としてはJASRACみたいなものである。

ただ、上場してるのは大きな違いだ。JASRACは一般社団法人、NexToneは株式会社なのである。私（中澤）は、JASRACに潜入するくらいにはその辺の仕事に感心があるため、NexToneの株もちょこちょこ買い集めていたわけ。そんなNexToneが2024年7月19日朝ストップ高になったのである。キターーーーーー！

・ストップ高になって知ったこと

昨日までのNexToneの1株辺りの価格は1300円代だった。楽天証券によると、1000円以上～1500円未満のストップ高の制限高値は300円なので、今の時点で45万円含み益が出ている。さてここで問題です。この場合、私はNexTone株を何株持ってるでしょうか？

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そう、1500株ですね。

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今回の件で初めて知ったことを書いておくと、12時42分現在、楽天証券アプリのNexToneページでは現在の価格がまだ「-」となって表示されていないが、自分の保有銘柄一覧を見ると1651円と表示されている。ストップ高になったことがなかったから知らなかったけど、保有銘柄一覧には一応価格表示されてるんだな。

・スン……

そう、初めてのストップ高なのである。しかも、1500株も買ってる株の。いつもの私なら狂喜乱舞で仕事とかやってられない。では、なぜ私はこんなに冷静なのかと言うと……

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まだ損益が-23万円もあるから。

実は、NexToneは去年の頭は株価がひと株4000円～5000円くらいあった。それが「これ以上は下がらんやろ」と思うような底を何度もぶち抜いて1000円以下の地獄を見ての今なのである。

・伊達に地獄は見てねえぜ

私がNexTone株を買い始めたのは「さすがにこれ以上下がらんやろ」と思った2000円を割るかどうかの頃。自分のX（@sorekara_jona）の投稿を確認したところ2023年8月31日だった。そこからナンピンしたために1500株も持ってるわけ。

資金が尽きてからは塩漬け。現在の平均取得価格は一株辺り1746.47円で、NexToneが900円代になった時は-100万円とかいっちゃってた。つまり、私も地獄を見た1人。

というわけで、一夜で45万円儲かったけど、もはや気持ちは後方腕組みオタク。壁に背中を預けて盛り上がりを遠目に見ながら「戻って来たか」とつぶやく程度。こちとら伊達に地獄は見てねえのである。

・YouTubeの著作権管理についての発表

なお、今回のストップ高は会社四季報オンラインによると、YouTubeの管理範囲を拡大したことが材料視されたらしい。一部地域を除く全世界のYouTube上で視聴される動画を対象として米グーグルからの著作権使用料の直接徴収を開始するんだそうな。

これは確かに、会社にとって大きいことなので、NexToneが週明けどうなるのか、そして今後どうなっていくのかを見守りたい。8月8日には決算発表予定もあるしな。

参考リンク：会社四季報オンライン
執筆：中澤星児
Photo：Rocketnews24.