ロケットニュース24

ワークマン「真空保冷ペットボトルホルダー」に凍ったお茶を入れ、ベランダに27時間放置したら大変なことになった

2024年7月18日

ワークマンのペットボトルホルダーが凄いらしい。「真空保冷ペットボトルホルダー」というやつだ。

当サイトでは4年も前に、ホットドリンク用の「真空保温ペットボトルホルダー」をレビューしている。それのコールドドリンク用なのだろう。

近所のワークマンで売られていたのでゲットし、試しに凍ったペットボトルのお茶を入れてベランダに吊るしたところ……うっかり27時間も放置しちまったぜ。これはさすがに実験もやり直し……えっ、マジかよ!?

・ホルダー

「真空保冷ペットボトルホルダー」はワークマンの人気商品だ。そして人気商品というのは、往々にして入手し辛い。しかしその日の近所のワークマンには、それなりの数の在庫が確保されていた。


これが噂のヤツか。せっかくだし1つ買ってみるか。おや? よく見ると隣に「真空保冷350ml缶ホルダー」も売られているな。どうせならこいつも一緒に試してみよう。

ということで買ってきたのがこちら。


ペットボトル用が1280円で、缶用は780円だった。これから両方にドリンクを入れ、ベランダに放置して保冷性能を試していこうと思う。


ペットボトル版のために用意したのは、ローソンで買ってきた冷凍の「おーいお茶(172円)」。


缶用に用意したのは「ジャックダニエル&コカ・コーラ(231円)」だ。


それぞれホルダーに入れると、ペットボトルはこんな感じで、飲み口以外は全てホルダー内に格納される仕様。


対して缶は、上の部分がオープン。


蓋の部分にゴムが仕込まれており


絶妙な強さで缶をホールドする。逆さまにしても即座に抜け落ちることは無いが、完全に固定できるほど強くはない。


・放置

どちらも購入から10分後にそれぞれホルダーに納め、このような感じでベランダに吊るした。


撮影したのは7月9日の午後6時半。


天気は曇りで、気温は31度だ。とりあえず深夜まで放置しようと思う。


・缶はほどほど

ということで6時間経過。午前0時だ。最初にチェックしたのは缶の方だった。上がまるっとオープン状態なので、そんなに持つとは思えなかったからだ。

吊るしたまま上から触ってみると……まあ、ヌルいな。これはすでに常温になっている気がする


とりこんでオープンし、このために買ってきた棒温度計を挿入! 結果は27度。やっぱり完全に常温だったな。


缶ホルダーの方は飲みながら使用すれば、ゆっくり飲んでも最後まで冷たい状態を維持できる……くらいの認識がいいかもしれない。

箱側面に試験の結果が掲載されているが、それを見てもキンキンに冷えた状態は長く維持できないように思える。


対するペットボトルの方は、ほとんど変化が無かった。若干すすれる程度に溶けたくらいだ。元から凍っていることもあるのでそんなに意外ではない。こちらは翌朝まで放置してみることとしよう。


・翌朝

こうして迎えた次の日の午前10時半。気温は相変わらず31度。今は晴れているが、この後曇るらしい。


とりこんで結果をチェック……しようかと思ったら、仕事の電話が入ってきた。完全に曇るまでが勝負の案件だったので、急いで家を出ることに。


こうして憐れな「真空保冷ペットボトルホルダー」と「おーいお茶」は


私が帰宅する午後9時半まで放置されることとなった


……


……


……


……


……


今日も終日30度超えだったからなぁ。前日の午後6時半からなので、合計で27時間もベランダに吊るされたことになる。午前中は直射日光を浴びていたし、さすがにもう駄目だろう。


いや、待て。この冷たさはまさか……


_人人人人人人人人_
> まだ凍ってる <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


マジかよ! 溶けた部分を飲み干したらこんな感じ。こういうのは凍りすぎていたら飲めないからな。むしろ丁度いい溶け具合だ。


凍ったペットボトルを入れて曇り気味な気温31度の日にベランダに放置し、飲み頃になったのが27時間後という結果……! 

朝にコンビニで凍った飲み物を入れて出かけた場合、夜までろくに溶けずほとんど飲めない可能性がある点には注意が必要そうだ。素晴らしい保冷性能である。

コミケや何らかのフェス等に持っていこうと考えている人は、凍らせる割合を調整した方が良いだろう。

参考リンク:ワークマン
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼缶は底に何か入れて高さを稼げば、ちょうど飲み口だけ上に出すことができる。チマチマと飲む場合はこうするといいかもしれない。


▼600mlのものも強引にねじ込むなり、蓋を完全には締めないなどすれば入らなくもない。自己責任。


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