元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる、元気があれば寿司も食える。そして現在「平禄寿司」では『タバスコ添え 闘魂牛たん三貫』が売っている!! 行くぞーーー!! 1・2・3、ダーーーーーッ!

あ、さて。情報を整理すると現在「平禄寿司」ではアントニオ猪木とコラボした『タバスコ添え 闘魂牛たん三貫』を販売している。アントニオ猪木と平禄寿司がなぜ……? あまりにも謎すぎたので食べに行ってみることにした。

・4回目のコラボ

平禄寿司の公式サイトによると今回のコラボは、今年6月に開催された「超アントニオ猪木展」を記念したものだという。実は猪木と平禄寿司のコラボは4回目とのことなので、短くない歴史があるようだ。

さて『タバスコ添え 闘魂牛たん三貫』は、タバスコを日本に広めた人物としても知られる猪木をフィーチャーした商品。Googleに「タバスコ」と打ち込むと「アントニオ猪木」が候補に挙がるほど、両者は縁が深いことで知られている。

……が「超アントニオ猪木展」が開催されたにせよ、なぜ今さら猪木と平禄寿司が? カリスマのなせる業(わざ)と言ってしまえばそれまでだが、正直ちょっとピンと来ない。



・迷わず食えよ

公式サイトには猪木の名言をもじった「迷わず食えよ、食えばわかるさ!」とある……なるほど。ならば自分の舌で確かめてみようではないか、アントニオ猪木と平禄寿司のコラボメニューを。

というわけで、最寄りの「平禄寿司」へ直行! なお、アントニオ猪木とのコラボ寿司は「表参道店」を除く全ての平禄寿司で開催中で、期間は2024年7月31日(水)までとなっている。


・食えばわかるのか?

さっそく『タバスコ添え 闘魂牛たん三貫(690円)』を注文してみると……ほほう。タンはそれぞれ種類が違い「牛たん塩」「牛たん味噌」「柔らか牛たん握り」の3つ。そこにタバスコが添えられていた。

タン……というよりは「タバスコ」の扱いに戸惑ってしまったが、やはり猪木コラボである以上、タバスコを使用すべきだろう。まずは「牛たん塩」にタバスコをかけて食べてみると……



うむ、特に合ってはいない。


タン塩そのものは美味しく、特にマイナスポイントは見当たらない。そのまま、もしくは醤油で食べれば「至ってシンプルな美味しいタン塩の握り」である。

が、そこにタバスコが加わると、強烈な辛味と酸味にタン塩が負けてしまっていた。あらゆる調味料の中でもタバスコはかなり主張が強いため、タン塩1枚くらいでは太刀打ちできない印象だ。

試しに「柔らか牛たん握り」を醤油で食べてみたところ、俄然タバスコよりもウマい! 「迷わず食えよ、食えばわかるさ!」を信じて食べてはみたものの、タバスコの存在意義にしてはいまだに謎だ。



・てめえで考えろ

ただし、アントニオ猪木は「猪木問答」や「風車の理論」に代表されるよう、謎かけが好きな人物として知られている。もしかしたら『闘魂牛たん三貫』におけるタバスコの存在も、猪木流の謎かけ……なのかもしれない。

とにもかくにも、この世を去ってそろそろ2年が経とうというのに「アントニオ猪木」の名を見つけられるだけで、ファンとしては嬉しい限りだ。燃える闘魂のカリスマは『タバスコ添え 闘魂牛たん三貫』にも凝縮されていた。

参照元:平禄寿司
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.