巷で「日本のコストコ」と呼ばれるスーパー『ロピア』へ初めて行ってみた。行ってみて気づいたのだが、私はそもそもコストコに行ったことがない。よって日本のコストコかどうか判断できない。とんだうっかり者である。

しかしながらロピアの、特に惣菜コーナーは、コストコへ行ったことがない私にすらも「なんかコストコみたいだな〜」と感じさせる勢いがあった。

中でも目を引いたのは『ロピチキ』なるフライドチキン。『◯◯チキ』というネーミングはコンビニの専売特許かと思っていたが、ロピアが参戦していたとは知らなかった。果たしてロピチキはチキ界隈でどの程度の立ち位置にいるのだろう? 早速チキってみた!

・ロピチキとは

店内POPによるとロピチキはロピアのオリジナルチキンで、11種類のハーブとスパイスが使用されているらしい。お昼前の時間帯を狙って出来立てをゲット。

こちらがロピチキ。4枚入り863円(税込)、1枚あたり約216円の計算になる。なお8枚入りだと1598円(税込)。こちらは1枚約200円の計算だ。こういうとこ、なんかコストコっぽいよね(コストコ行ったことないけど)!

フタを開けた瞬間、ブワッ! と香ばしい香りが漂う。実際のところは分からないが、醤油入ってる系和風からあげの匂い。めっちゃおいしそ〜!



・圧倒のコスパ

今回の趣旨は日本3大チキことLチキ(ローソン)、ななチキ(セブンイレブン)、ファミチキ(ファミリーマート)とロピチキとを食べ比べ、互角の勝負ができているかを確認するものである。

Lチキは238円(税込)、ななチキ240円(税込)、ファミチキ230円(税込)。

で、このサイズ差である。


ロピチキは1枚売りがされていないため、単純に価格を比較することはできないのだが、とはいえサイズの違いも加味すると、やはりロピチキの圧倒的高コスパは認めざるをえないところだろう。



・ロピチキの実力

日本3大チキに関しては、なにも今さら説明せずともお近くのコンビニでお確かめくださいって感じではある。でもせっかく買い集めたので、簡単に特徴を説明させていただきたく思います。

まずLチキ。個人的にはケンタッキーに味が似てると感じているのだが、それを言い出したらフライドチキンなんて全部ケンタッキーに似ていると言えなくないため不用意な発言は控える。味が濃い。

ファミチキ。個体差はあるものの、日本3大チキの中では皮の割合が比較的少なめで、タンパク質摂取したい勢には1番オススメだ。衣がザクザクしていて食感が長持ちする。個人的には3つの中でコレが1番好き。

ななチキ。Lチキとファミチキが似た傾向の味なのに対し、こちらはしっとり&ジューシー感重視といった印象。サイズは小さめに見えるが、実はけっこう厚みがある。


そして最後はロピチキ。

う〜ん、味が濃い。3大チキが「フライドチキン」の部類であるのに対し、こちらは「からあげ」を感じる。揚げたてはサクサク、時間が経つとしっとりして、どちらも違った趣があるのはさすがスーパーといった感じだ。系統が異なるので味は好みによるとしか言いようがないが、ロピチキがその他コンビニチキと互角の勝負をしていることは確かである。おいしい。

まぁコンビニで手軽に買えるのがコンビニチキ最大の特徴なので、同じシリーズとして論じていいかは微妙なところだが……ロピアがそう名乗っている以上、これは紛れもなくチキシリーズの一種なのである。チキ好きなら一度はロピアへ!

なお日本3大チキとは私が勝手にそう呼んでいるだけで、一般には通用しないかもしれないのであしからず。

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.