「メヒコ(Mexico)」というシーフードレストランをご存知だろうか? 都内には浅草と東京ベイ有明に店舗があり、そのほか茨城と福島で店舗を展開している。

最近、常磐道の「守谷サービスエリア」を徒歩で訪ねた私(佐藤)は、守谷にもお店があると知り、実際に訪ねてみたところ……、なんじゃココは~! ナゼここにこの生物がこんなにいるんだ!? となって、一瞬戸惑って、食事どころではなくなってしまった!

・メヒコ守谷店には……

私がメヒコを初めて訪ねたのは、2024年4月のことである。創業50年の老舗レストラン、浅草にあると知りながら1度も訪ねたことがないのはもったいない。そう思い、浅草店で「伝統のカニピラフ」を食べた次第である。


さて、守谷SAに歩いてきた私は、メヒコが近いことに気づいた。徒歩で約31分、イケるやん! ってことで、迷わず歩き出した。(実際は、守谷SAからジョイフル本田守谷店を経由して、メヒコに向かっている。ジョイ本のレポートはまた改めて)。


目的地周辺に到着したようだ。


看板にはカニのイラストが描かれている。その爪を食べられるとも知らずに、高らかと掲げて。気の毒なカニだ……。


中に入るとスタッフが席に案内してくれた。昭和の頃に各地に存在したローカルファミレスのような雰囲気で、接客も丁寧だ。最近、こういうお店が少なくなったよなあ。ノスタルジックな渋い店の設(しつら)え、私は好きだ。



それはさておき、店舗の中央がガラス張りになっていて、向こうに何かいる!


あれは……。


鳥! デカい鳥!?


いる! デカい鳥がたくさん!!!!


フラミンゴやないか~い!


実はメヒコには、ニュースタイル・オーシャンビュー・水族館・フラミンゴ館という4種の営業スタイルがある。浅草はニュースタイルで、ここ守谷はフラミンゴ館なのである。

事前に店の情報を確認していたのだが、画像でしか店の雰囲気を見ていなかったので、フラミンゴはてっきり置物だと思っていたら、生きてる~! めちゃくちゃ歩き回ってるし、時々羽をバサっと広げているし、クエーっ! て鳴いたりしてる。


こんなに近くでフラミンゴを見るのは初めてかも。動物園でももう少し距離があるはずなんだけどなあ。



変な格好で休んでいるヤツもいるな。片足投げだした感じの雑なフォーム。バランス感覚ハンパない、さすがフラミンゴだ。


フラミンゴってアフリカを中心に南半球に生息してるんだよね。なんでこんなにピンクな色になっちゃったんだろうなあ。不思議だな~。


おっとそうだ、食事に来たんだった。フラミンゴに夢中で食事どころではなくなってしまった。メニューを見ると、浅草と同じく伝統のカニピラフがあるな。


ランチも充実している。パスタやステーキ、コロッケやグラタンなど洋食はひと通り揃っている。昭和のファミレスの流れを正統に引き継ぐメニュー構成だ。


食事を……と思ったけど、よく考えたらSAで昼食は済んでいたので、濃厚ショコラテリーヌ(税込638円)とアイスコーヒー(税込418円)を注文した。


テリーヌを食べている間も、私の目はフラミンゴに釘付け。だって、こんなに近くでフラミンゴを見られるお店ってほかにないもの。動物園で食事しているみたいだから、子どもも大喜びなのではないだろうか。近くにあったら通ってしまうかも。


そんなわけで、メヒコのフラミンゴ館には本物のフラミンゴがいるぞ! 置物じゃないから、ビックリしないように注意してちょうだい。フラミンゴに夢中になりすぎて、食事をするのを忘れないように気をつよう。



・今回訪問した店舗の情報

店名 メヒコ 守谷フラミンゴ館
住所 茨城県守谷市立沢988-1
時間 11:00~22:00

参考リンク:メヒコ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24