「ぶんぶんチョッパー」のおかげで、夕食がワンランク美味しくなった。
ぶんぶんチョッパーは、小さなボウルに蓋が付いた形状のみじん切り機だ。タマネギなどの食材をカットして入れ、ヒモを引くだけで、細かいみじん切りがあっという間に完成する。
電動のチョッパー(バーミックス)も持っているのだが、ぶんぶんの方が小さくて洗いやすく、電源いらずで気軽に使える。食材の水分が出にくいのも良く、ぶんぶんばかり使っている。
手でみじん切りしたタマネギを使っていた時よりも、料理が美味しくなったことにも驚いた。ハンバーグもキーマカレーも味が上がったのだ。
手で切っていた時は雑な粗みじんだったが、ぶんぶんだと細かく均一になるため、火が通りやすくなるのかもしれない。
みじん切りに悩むすべての人にすすめたいぶんぶんだが、注意点が2つある。
まず、本体の種類が多すぎること。どう選べば良いのかをガイドしたい。加えて、私は使い始めて5年ほどで、3回目の買い換えを検討している。理由とその対策を説明したい。
・種類多すぎ 迷ったらどうする?
ぶんぶんチョッパーはサイズや種類がめっちゃ多い。ラインアップがどんどん増えているのだ。
公式サイトによると、最小容量がにんにく1個を砕ける「ぶーぶーチョッパー」(190ml)。最大の「ぶんぶんチョッパーBoss」(1.5L)はタマネギ3個分を一気にみじん切りにできるという。
私はかつて、450mlの「ぶんぶんチョッパー」と700mlの「デラックス」を使い、今は900mlの「ぶんぶんチョッパースーパー5」を活用している。
450mlだと、タマネギ半分を4分割してみじん切りにできるのだが、4人分の料理にはタマネギ1個以上が基本。2回以上に分けてブンブンせねばならず面倒だった。700mlだとタマネギ1個までいけるのだが微妙に足りない気がした。
そこで、スーパー5に容量アップ。大きめのタマネギ1個を余裕でブンブンできる容量なのだが、今度は「ブンブンする時に力がいる」「材料を入れすぎると重くてブンブンできない」問題が発生するようになってしまった。
つまり、小さいサイズは「数回に分けて軽い力でブンブン」、大きなサイズは「力を入れてまとめてブンブン」用。どちらを好むかで選ぶといい。
迷ったら小さめから始めるのがおすすめだ。手軽にみじん切りを作ろうと思ったのに、ブンブンできなくてイライラしたら元も子もないからね。容量が大きくなるほどサイズも大きくなるので、収納時に邪魔になる可能性も高まる。
容量が決まれば、あとは素材や色、食洗機対応かどうかで選べばよい。
・調子に乗ると穴が空く
筆者は2019年にぶんぶんチョッパーを使い始めてから2回買い換えている。2つとも、マニュアルを無視した使い方をした結果一部が削れ、買い換えた。
本体は丈夫だ。落としても、食洗機で高温洗浄・乾燥しても壊れたことはない。問題は、ヒモとフタのプラスチックが接触する部分だ。
ぶんぶんチョッパーの動きは、コマ回しのようなイメージだ。フタから出ているヒモを引くことで、刃の付いた部品を勢いよく回転させる。
ヒモの周りは金属で保護されているのだが、力を込めようとして、ヒモをフタの下部に引っかけながら斜め下に引くと、フタのプラスチックとヒモが接触し、そこが熱を帯びてしまう。これを繰り返すと、プラスチック部分がだんだん溶けて削れてきて、最終的に穴が空くのだ。
説明書にはヒモを「平行に」引くよう書かれている。調子に乗って食材を大量に入れ、ナナメ下に引いた私が悪い。
我が家の3代目ぶんぶんチョッパーも、購入から1年半経った先日、穴が空いた。でも私はぶんぶんチョッパーを愛している。また買い換えて、使い続ける。
次はちょっとだけ容量を減らして、力を込めすぎないようにしようかな……。
参考リンク:ぶんぶんチョッパー公式サイト、Amazon、楽天市場
執筆:岡田ゆかたん
Photo:RocketNews24