2024年6月5日から、全国のコメダにて抹茶をピックアップした新作3種の提供が始まった。「天空の抹茶」という静岡県の山間地域で栽培されている抹茶ブランドとのコラボ商品だ。
シロノワール、クロネージュ、そしてジェリコがそれぞれ登場している。さっそく全制覇したところ……やはりコメダはコメダだった。濃度と粘度で殴る系の抹茶スイーツ。
・天空の抹茶
「天空の抹茶」とは? 私も初めて知ったブランドなのだが、小柳津清一商店という静岡のお茶メーカーのものだそう。「おやいづ製茶」で検索すると公式HPが出てくる。
お茶そのものの他、お茶を使用したお菓子なども売っているもよう。それぞれどのような仕上がりになっているのか、1つずつ見ていこう。
・シロノワール
まずは「シロノワール 天空の抹茶」から。値段はフルサイズが850円~910円で、ミニサイズは650円~710円。今回は品数が多いため、ミニサイズをオーダーした。
いつもの通り、生地は表面が程よくパリサクで温かいデニッシュ。見るからに粘度の高い緑のソースがコラボの抹茶を使用したものだ。
ソフトクリームの上からは黒蜜がかけられ、きな粉もまぶされている。
食べてみると、ビジュアル通りに濃厚でねっとりとした抹茶ソースがとても美味い。抹茶の味がソフトクリームなどに負けない濃さを持っている。
・クロネージュ
続いては「クロネージュ 天空の抹茶」。値段は700円~760円。
要は、シロノワールの生地がココアバウムクーヘンになったバージョンだ。シロノワールよりも抹茶味が引き立っているように感じられる。
バウムクーヘンの濃厚なココア風味がいい仕事をしているのだ。抹茶とココアって、相性がいいんだな。これは意外な発見だ。
濃厚ココア味と濃厚抹茶味によるハードなラッシュが味覚を襲う。とても美味い。今回シロノワールとクロネージュのどちらを勧めるかと聞かれたら、私はクロネージュと答える。
・ジェリコ
続いては「ジェリコ 天空の抹茶」。値段は660円~900円。
けっこうデカくてボリュームがあるため、オーダーする際には胃の容量をよく考えた方が良い。ストローで吸ってもいいし、パフェのように食べてもいい。
こちらも抹茶味がしっかりと濃い。というか、どれも抹茶味がけっこう濃くて好印象だ。
抹茶系スイーツをレビューしようとすると、そこそこの割合で、抹茶の味が微妙に薄いなぁと感じることがある。きっと色々な事情があってそうなっているのだろうが、個人的には微妙に盛り上がれない。
しかしコメダの抹茶系は、間違いがなかった。濃さこそパワー的な思想を感じる。今後も変わらずにいて欲しい。
・サンド
今回はもう1品新作がある。「ペッパーポークとたまごの具沢山サンド」だ。980円~1070円で、抹茶シリーズ同様に6月5日から提供開始。
コメダと言えば、とりあえず脳筋的にボリュームを盛った軽くない軽食が提供される場という印象が広まっており、往々にしてそれは事実であるが、サンドイッチに関してはけっこう常識的なスペックだと思う。
このサンドも同様で、一般的なサンドイッチより少し大きい程度のサイズ感。ペッパーポークの胡椒のキレが美味く、たっぷり挟まれたたまごもうれしい。小腹が空いている時にお勧めだ!
ということで、6月5日から提供が始まったコメダの新作。一通り試してみたが、どれも満足度の高い仕上がりだった。ぜひ近所のコメダで食べてみてくれ!