ロケットニュース24

新宿駅の改札内にある「空気感の違う一角」に入ったら、まったく想像してないことが起こった

2024年5月10日

新宿駅の改札内に、明らかに周りと空気感の違う一角がある。紫とピンクの光が漏れており、近未来っぽいというか、サイバーパンクっぽいというか……。

外から見るとバーのようでもあり、未来に繋がるトンネルのようでもある。なんとも説明が難しいのだが、とにかく気になるので入ってみた。

・自販機だった

結論から言うと、そこは自販機だった。説明してくれた女性スタッフによると、お酒やおつまみなどを販売している自販機が置かれているエリアだという。

そうは言われても、コインロッカー型のショーケースに盆栽が並んでいる様子はアート展示っぽい。


あるいは、ドリンクが入った冷蔵庫だけを見たらバーのようでもある。


本当に自販機なのか? と思ったら、冷蔵庫や商品棚から欲しいものを取ってレジに持っていくこともできるし、自販機で購入することもできるとのこと。


なるほど。では自販機では一体どんなものが売られているのだろう? スタッフの方にOKをもらったので撮影させてもらうと……


クラフトビールセット

(クラフトビール2本、かつおジャーキー2袋)

4000円


万年牛 プレーン(※ビーフジャーキー1袋)

1800円


StarWatcher(※ビール)

1410円


OPEN BOOK レモンサワー缶

980円


抹茶もゆきクッキー缶

3900円


……まだ他にもあるが、このくらいにしておこう。

ご覧のように、コンビニで売られているビールやおつまみと比べたら明らかに高い。ただ、その分レアなものが揃っているようだ。



正直なところ、私が知っている商品は1つもなかった。そうなると逆に気になるので、OPEN BOOKレモンサワー(980円)とカツオジャーキー(600円)を買ってみることに。


と、そのとき……!





なんか始まった!!


さらに……!


めっちゃ爽やかな匂いが……


天井あたりから漂ってきたんですけど!!



・新感覚すぎた

実はこちら、購入した商品に合わせてプロジェクションマッピングが流れ、同時にそれに合わせた香りが噴霧される自販機だという。

あまりにも新感覚すぎる。というか、何も知らなければ電脳がハックされたと思うレベル。もはや自販機じゃなくて別のなにかだと思わなくもないが、未来にはこのような自販機がいたるところに溢れる……のかもしれない。

ちなみに、PR TIMESによると空間の演出は合計4種類(通常時演出も含めると7種類)で、香りは6種類が用意されているとのこと。


また、私の場合はお店の女性スタッフが操作してくれたが、購入後に商品近くのQRコードを読み込ませることで、プロジェクションマッピング&香り噴霧が始まるそうだ。


・イイトルミネにある

で、こちらのお店というか自販機は、最近新宿駅の駅ナカにできた「イイトルミネ(EATo LUMINE)」の中にある。


『THE BENCH(ザ ベンチ)』という名前で成城石井の近くにあるから、気になる人は探してみてくれ。ある意味、メチャクチャ新宿っぽいスポットだぞ。

・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称 THE BENCH
住所 JR新宿駅「イイトルミネ」内 ※JR新宿駅地下1F西口改札近く
時間 8:00〜22:00

参考リンク:Instagram @thebench_tokyoPR TIMES
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]



▼自販機はキャッシュレスで、商品のラインナップは固定ではないとのこと

▼購入した「OPEN BOOK レモンサワー」

▼飲みやすい!

▼カツオジャーキー

▼上品な美味しさでした


[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

モバイルバージョンを終了