次亜塩素酸で空気を丸洗いできると人気の、空間除菌洗浄機「ジアイーノ」をご存知だろうか。空間を浮遊する菌の除去から、付着している不届き者まで罰してくれる優れものである。
先日、そんなジアイーノを旦那の親戚からもらった。うちは猫もいるのでトイレを設置しているリビングにはニオイがこもりやすい。そして、天下のファブリーズでも音を上げるのが寝室だ。
部屋に入った瞬間のなんとも言えない生活臭。が、ジアイーノを稼働した翌日の朝、本当にニオイが消えていた。
・ならばレベルアップ
換気しても嫌なニオイが取れなかったのに、わずか半日足らずの稼働で生活臭を消し去ってしまったジアイーノ。君の実力を持ってすればアレができるかもしれない……と、私は考えた。
旦那の留守中に、1人焼き肉を楽しめるのでは?
普通におうち焼き肉を敢行すれば、いくら換気したところで秒でバレてしまうだろう。しかーし!! 今回はジアイーノという強力な味方がいるのだ。いつも瞬殺で奪われてしまうお肉を、1人でじっくり楽しむことができるのではないだろうか。そうと決まれば早速買い出しだ。
絶対的な味方の存在に調子に乗って、国産牛の高級なお肉も買い込んできた。でも良いのだ、バレさえしなければ。
お肉や野菜を皿に盛り付け、ホットプレートをセット。とても1人分とは思えない量だが準備は完璧である。
・ジアイーノをセット
稼働が簡単なのも有り難いところ。まずは電源を入れて、側面の蓋を開けてお水をセットする。タンクに水道水を入れればOK。
そしたら肝心要の「塩タブレット」の出番。内蔵された電気ユニットで電気分解されると「次亜塩素酸水溶液」に変わる。
あとは運転スイッチを入れておくだけ。
次亜塩素酸水溶液の染みたフィルターで除菌・脱臭をしつつ、循環されたキレイな空気が排出されるのだ。
・焼き肉開始
お肉を待たせてはいけない、早速焼いていこう。タンだのカルビだの、買い込んだお肉を焼いていくと、旨みを纏った煙がモクモク……。これがカーテンやら壁紙やらに染み付いて何日か臭うわけ。
するとジアイーノも危険を察知。正常時青色のライトが真っ赤に。赤ライトは2段階で、少しの汚れを検知すると1つ、それ以上の汚れを検知したときは3つ光る。これまでに経験のない非常事態にジアイーノがフル稼働。音はほとんど無い。
ちなみにパナソニックの公式サイトに、ジアイーノで脱臭効果が確認できた事例がいくつか紹介されているのだが「ニンニク」「キムチ」「ジンギスカン」など、今回のメニューに近しい事例もあった。これは期待できる。
楽しみにしていた1人焼き肉は30分ほどで終了。余ったお肉たちは冷蔵庫の奥深くに隠し、ホットプレートも急いで片付ける。
片付け中もジアイーノは稼働し続けていたが、まだ焼き肉臭は残っている。旦那の帰宅まで1時間。果たして成功するだろうか。
・結果発表
1時間後、旦那が帰宅。自分の仕事中に嫁が1人焼き肉を楽しんでいることなど知る由もない。まっすぐリビングに向かってくる。
お……? 気付かない???
なんと、気付かなかった。さすがに無臭とは言えない気もするのだが、仕事で疲れ果てているのか完全スルーだった。やるじゃんジアイーノ!!
実際お肉を焼いている間、部屋中に煙が充満することもなく、最小規模の被害で済んだように思う。翌朝までジアイーノを稼働し続けた結果、朝にはニオイが完全に消えていた。
生活臭程度であれば半日もせずに消えるし、ペット臭は無いに等しい。特有の塩素系の匂いはあるのだが、空気がキレイになった感があって個人的には高評価。
旦那はいつかこの記事を読んで初めて事実を知るのだが、その日がくるまで私が1人焼き肉を楽しんだことは内緒にしておこう。
参考リンク:PANASONIC公式ジアイーノ紹介ページ
執筆:こいずみゆか
Photo:RocketNews24.