ロケットニュース24

【困惑】かつや、満を持して新商品『海老マヨとチキンカツの合い盛り丼』を発売するもエビフライにしか見えない

2024年2月9日

先月の『トリプルカツ丼』ですでに確信したが、今年の「かつや」は例年以上に知性を放棄している。もちろん、いい意味でだ。いい意味で知性を放棄し、得体の知れない新商品を勢いだけで生み出している。

本日2024年2月9日より販売開始となった『海老マヨとチキンカツの合い盛り』も、まさにそういった類の傑物だ。商品名を見て「珍しいな、今回は中華か」と一瞬でも思ってしまった私(あひるねこ)が愚かだった。俺たちの「かつや」にはそんな器用なマネはできない。

・かつや新商品

今年初となる合い盛りシリーズ新作は、エビマヨとチキンカツがW主演を務めるようだ。丼は税込869円、定食は税込979円で、それぞれテイクアウトも可。今回は丼を注文した。


ところで、エビマヨというワードから連想するのはどんな料理だろうか? 私はというと、まず真っ先に中華屋の皿が思い浮かぶ。そう、まさにこんな感じ。

おそらく100人中100人が同じような料理を想像すると思うのだが……運ばれてきた『海老マヨとチキンカツの合い盛り丼』を見た私は、予想だにしない激しい違和感に襲られることになる。その実物が……


これである。



・エビマヨとは

プレスリリースによるとこのエビマヨは、“エビマヨのために選び抜いた尾付きエビに、甘みが特徴のエビマヨソースを絡め” ている、らしい……が、疲れているのだろうか? 私にはエビフライにしか見えない。

いや、まだ分からないぞ。見た目にだまされるな。エビフライ4本に見えているだけで、食べたらしっかりエビマヨかもしれない。俺たちの「かつや」を信じろ。それでは一口……


サクッ!

・確信

なるほど、そう来たか……。「かつや」よ、一つ言わせてくれ。


エビフライだろこれ!!


エビマヨの擬音で「サクッ!」なんて聞いたことないんだよ。そこはせめて「プリッ!」やろがい!! これではいつもの「かつや」である。

・頑張ってはいる

ただ、かかっているマヨソースにはたしかにエビマヨ感があるな。この特徴的な甘みは、我々が想像するエビマヨの味に近い。「エビマヨ味」というフレーバーがあるとするなら、まさにこんな味ではないか。


つまりこのエビマヨは、「かつや」がいつも通りカラッと揚げたエビフライに、エビマヨ味のマヨソースをたっぷり絡めたもの……ということになるが、一休さんかお前は。新商品を使ってとんちを披露するなと言いたい。



・意外と実力派

とこんな具合に、いつにも増して意味不明な「かつや」。しかし、困ったことにこれがウマいのだ。まずエビとマヨソースの相性が抜群である。ちょっと甘すぎるかな? と思いきや、妙~に後を引く。ご飯に合うという意味では、タルタルよりも上なんじゃないか。


エビマヨの下には、お馴染みチキンカツ先輩の姿が。丼一面に敷き詰められており、とにかく食べ応えがある。ボリューム面でやや火力に劣るエビマヨの穴を見事に埋めてくれている格好だ。そう考えると、案外バランスが取れたメニューなのかも。



・エビマヨではない

「かつや」の新商品『海老マヨとチキンカツの合い盛り丼』は、誰がどの角度からどう見てもエビフライである。あなたが疲れているからではない。エビフライである。どんなに「かつや」がエビマヨと主張したところで、これはエビフライなのだ。

しかし、ここは素直に「そうだね、エビマヨだね」という顔をしておくのが、あるべき “かつや者” の姿ではないか。正論ばかりの世の中じゃ息苦しくて仕方がない。たまにはこうして「かつや」の戯言に付き合うのも悪くないだろう。ではまた来月。

参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

★「かつや」関連の記事はこちら → シリーズ「かつや激闘集」

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