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【衆議院御用達】伊勢丹の地下に売ってた税込2160円のレトルトカレー『国会カレー』を食べた正直な感想は…

2024年2月4日

新宿伊勢丹の地下をウロウロしていたところ、とんでもないレトルトカレーを発見!


なんと価格は1つ税込2160円で、商品の名前は『国会カレー』!


きききき、記事にするための、けけけけ、経費でいいよね……と、ドキドキしながら買ってみた!!


・歴代総理大臣も食べた『国会カレー』

味は2種類あって、白いパッケージの「松坂牛」と、赤いパッケージの「特選地鶏」があったが、せっかくなのでビーフ(松坂牛)をチョイス。


裏パッケージには、スゴイことが書いてあった。


「Akanedo『国会カレー』(ガンジス)のご紹介


衆議院内の店舗は営業70周年を迎え、衆議院内の4つの店舗にて提供し続けた歴史あるインドカレーは、通称『国会カレー』と呼ばれ、歴代総理大臣をはじめとした国会議員の皆様、政府関係者、海外からの要人、大使館関係者、マスコミ関係者といった皆様に長年親しまれ、ご愛顧を頂いております。」


れれれれ、歴代総理大臣も食べたカレー!


その時!


キラリと光った菊花紋章!


こんなたいそれたステージの高い食べ物を私が食べても良いだろうか……? でもまあ、経費で買っちゃったし、食べるか!



・背徳のインドカレー

品格ある白いパッケージを開けてみると……

実にシンプルなレトルトパウチが入っていた。


6〜8分ほど湯煎して〜……


ごはんにかけて……


ハイ完成!


……って、


予想以上にインドカレー!



そりゃ説明に「インドカレー」って書いてあったし、何の説明もないけど「(ガンジス)」とも書いてあるのでインドカレーであることは間違いないのだが、パッと見の色と香りは、私が思っていた以上にインドカレーだった。


肉はゴロゴロと入っている。これが松坂牛……! あれ? まてよ? 遠い昔、ガンジス川があるインドのバラナシに行った時、狭い道のあちこちで牛が堂々と闊歩(かっぽ)していた。


インドでは、牛は神聖な動物。なので牛は食べないばかりか、神様のように崇められていた。それなのに松坂牛。さらに名前は「国会カレー(ガンジス)」……。


な、な、な、なんという……!


──と、考えすぎかもしれないが、ものすごく背徳感のあるカレーであると私は感じた。食べる前から罪深い。



だが、ここは日本。


どうなんだ。国会カレーとやらの実力は、どうなんだっ……と口に運んでみると──


ハイうまい〜。


誰が食べても「うまい!」となるカレーが、そこにはあった。


辛すぎず、甘すぎず。まさにど真ん中の、実にちょうどよいカレーの味。


もちろんインドカレーであるのだが、まず最初に飛び込んでくるのはトマトの味。


かなりトマト先行の、コク深きインドカレーだ。


しかしその後、さまざまな味やスパイスが複雑かつ繊細にからみあい、それでいて品もある。


「角がない」というか。とてつもなく「丸い」というか。



当然ながら肉もウマイ。よくあるレトルトカレーに入っている「やや残念な肉」なんかではなく、この肉単体でも勝負できるほどの松坂牛が入っていた。


価格的に当たり前かも知れないが、これまでの人生で食べてきたレトルトカレーの中ではダントツにウマイ。


まさに客人をもてなすのにピッタリ。海外の人も大喜びの味だと思う。宗教上、牛がダメなら「特選地鶏」を選べば良いし。


ゆえに、「家カレー」か「外カレー」かで例えるならば、そりゃもう外。というか国会。というかインド。いや、それを飛び越えた「世界」にまで行ってしまうのではないだろうか。



レトルトカレーを食べた後に私を襲う「重いモン食べちゃった感」や「レトルト食っちゃった感」も皆無


嫌な感じがひとつもなく、なぜだか食後、無性に気品高くコーヒーか紅茶が飲みたくなってしまったほど。


正直、また食べたい。何度でも食べたい。経費で。


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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