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新宿高島屋に出店中の「八十八浅草」の抹茶スイーツが、日和らない苦さの抹茶で大勝利してた

2024年1月26日

SNSで何度か見て気になっていた、ドチャクソに抹茶が濃そうなスイーツ系ドリンクの店。それが京都の「八十八良葉舎」。

その2号店として去年浅草にオープンした「八十八浅草」が、2024年1月24日から30日までの期間限定で新宿高島屋に出店!

催事限定のメニューも出るということで、この機にかねてからの好奇心を満たしてみたのだ。抹茶の濃度が容赦なくて最高だったぞ!

・高島屋

今回「八十八浅草」が出店しているのは、新宿高島屋地下1階のシーズンイベントエリアで開催中のイベント「むにぐるめcafe」。

人気のグルメ系インフルエンサーとコラボしたものだ。取り扱われる「八十八浅草」のメニューはこんな感じ。


催事場限定なのは、苺大福なもよう。今回は「苺泡抹茶ラテ(1300円)」、「八十八苺大福(600円)」、そしてテイクアウト用の「浅草プリンセット(1150円)」を購入。



・苺大福

まずはその場で食べるしかなかった「八十八苺大福」からいこう。イベント出店にありがちなことだが、イートインエリアのスペースは限られている。

天気が良ければ紙袋等を持参して、大福やらをそこに突っ込み高島屋から離脱して、外のSuicaのペンギン像のある辺りに持って行って座って食った方が良いかもしれない。

こちらが苺大福。


苺を抹茶餡が覆っており、その周りを抹茶の求肥が包むという構造。


よく考えたら抹茶味の苺大福というのは人生初だったが、両者の相性は非常に良い! 

普通の苺大福のような甘い餡子と甘い苺による あまあまな感じではなく、苦味と甘味のマリアージュとなっている。

その苦味に妥協が無いのがとてもいい! 苦いというと一般的にはあまり好ましくない味だが、抹茶のそれは強い旨味を伴うもの。

ただ苦いのではなく、旨苦いのだ。それがデカくて甘い苺とあわさり、甘旨苦い。

餡子も苦さに妥協しない系の抹茶味。もし日和って餡子が激甘仕様だったら、このクオリティでは無かったと思う。

きっと下手に甘さに媚びていない点が勝因なのだと思う。これはいいものだ!



・ラテ

場所を移してラテのターン! 


トップにアイスが乗った「苺抹茶ラテフロート(1300円)」も気になったのだが、今日は寒かったので「苺泡抹茶ラテ(1300円)」をチョイスした。

盛られているのは抹茶味の泡。大福をレビューしたり、持ち運んで移動している間にフラットになってしまった。提供直後はもっと立体的だ。


底に仕込まれた熊本産の「ゆうべに」という苺のペーストがポイントなもよう。オーダー時に砂糖を入れるか否かを選べて、甘さを調節可能な仕様。私は砂糖アリにした。

スタバの「和三蜜 抹茶 フラペチーノ ストロベリー果肉カスタマイズ」と似たような構造だ。私はそちらも飲んだことがあるが、一発でわかる最たる違いは、やはり抹茶の苦味だろう。

こちらも上の方の緑の部分は全て、苦さを日和らないマジな旨苦系抹茶。対する底の苺ペーストは、もはやジャムという感じの凄まじい甘さ!

大福以上に強力な、苦さと甘さのコントラスト。そして旨味。なるほどねって感じ。



・プリン

最後はテイクアウトのプリンだ。冷凍でわたされ、解凍まで数時間という感じだった。


抹茶とほうじ茶が入っている。


何やら層が分かれているのが見える。ほうじ茶も同じ仕様。


食べてみると、抹茶がザラッとしていて圧倒的に抹茶! こんなに濃い抹茶プリンは初めて食べた。そして、今までで食った抹茶プリンの中で一番美味いかもしれない。


やはり抹茶味のスイーツというのは、下手に日和って甘くしたら駄目なのだと思う。良質な抹茶が素で持っている旨苦さを、スイーツ化する際にいかに維持できるかが鍵なのではないか……? 

そんな考えを抱かせる体験だった。期間が短いが、気になる方は新宿高島屋に行ってみてくれ。

参考リンク:PR TIMES高島屋
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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▼ほうじ茶も美味かった。でも抹茶の方が本物感が高い気がした。

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