今、スマホでモバイルSuicaのアプリを起動すると、「大切なお知らせ」が届いている。これが、心底本当に大切なお知らせとなっている。
本件に関して、忙しいこの時期に後回しはマジで死亡フラグ。大晦日・元旦に悲惨な目に遭いかねないぞ!
・終夜運転
大晦日から元旦にかけて、首都圏7路線で終夜運転を実施してくれるJR東日本。JR東日本によると、対象は以下の通り。
山手線(内回り・外回り)
京浜東北・根岸線(桜木町~大宮)
中央線快速電車(三鷹~高尾)
中央・総武線各駅停車(三鷹~千葉)
横須賀線(横浜~逗子)
青梅線(立川~御嶽)※宮ノ平~沢井駅間は停車せず
総武本線・成田線(千葉~成田)※東千葉には停車せず
初日の出の観測や、神社仏閣に初詣する文化への配慮ということだと思う。日本中で最も休みの人が多いであろう時に、驚くべき献身だ。
その徳だけで大体の罪は許されそう。恩恵を受ける皆さんは、JRのスタッフに五体投地して感謝すべきだろう。
・大切なお知らせ
今年もこの終夜運転の電車で初詣に行く予定で、普段からモバイルSuicaを使用している方は、今すぐアプリのお知らせをチェックした方が良い。
そこには、上述の7路線で終夜運転するということに付け加え、モバイルSuicaが通常通りメンテに突入することが記されている……!
モバイルSuicaがメンテに突入するとどうなるのか……? チャージができなくなるのだ。
そのほかにも色々とできなくなるが、最もクリティカルなのはチャージができなくなることで間違いない。
ちなみに「通常通り」とある通り、このメンテはいつもの事。夜に寝て朝起きるタイプの生活を送る人には無縁なので、普段はメンテの存在を認知していないかもしれない。
しかし大晦日から元旦にかけてだけは、話が変わってくる。多くの人が、深夜から未明にかけて明治神宮や神田明神に初詣するからだ。
そこで発動しがちなのが、この深夜のメンテによるトラップ。サッと初詣して帰ろうとするも、モバイルSuicaが残高不足で現金も無ければ、メンテが明ける朝4時まで家に帰れない。
今年は暖かいとはいえ、元旦から家に帰れずSuicaのメンテ開けを待つのは、そんなにいい新年のスタートではない。
・今チャージ
ということで、今すぐチャージだ! どうせ初詣に行ったついでに、コンビニで何か買ったりとかもするのだろう。ちょっと多い位チャージしておいても損はしない。
この時期は、さまざまな年末年始特有の事情で忙しく、注意力が散漫になりがち。思い立った時にやっておかないと、うっかり忘れかねないぞ!
参考リンク:JR東日本(PDF)
執筆:江川資具
Screenshot:モバイルSuica