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「最強インナー」と検索して見つけたブランドのインナーがマジで最強! ユニクロやワークマンなどの有名ブランドの品ではなく……

2023年12月23日

今年は天候がおかしい! 先日関東南部では、南風の影響で12月中旬にも関わらず、夏日(25度以上)を記録している。観測史上初の出来事なのだとか。数日を経て、気温はグッと下がってようやく冬らしくなってきた。よかったよかった……。

いや、よくねえ! 寒がりの私(佐藤)は冬支度を本格化しないと、寒さで身動きがとれなくなってしまう。最強に温かいインナーを手配せねば! ってことで調べてみたら、最強インナーと呼ぶにふさわしい逸品を発見した。その商品は、ユニクロやワークマン、無印やグンゼなどの有名ブランドのものではなかった。だが、たしかに最強だ!

・「最強」というインナー

「最強 インナー」もしくは「最強 肌着」と検索して、私が目にしたブランドの名は「ひだまり本舗」である。はて? 聞いたことがないなあ。しかしながらアウトドアや通販サイトなどでの評価は高く、通販サイトを見ると自ら「最強保温」と宣言している。


幸いなことに、販売店の1つが当編集部の近くにあるとわかったので、早速お店に行って1着購入してみた。


購入したのは、人気ナンバーワンの「エベレスト(サピウム)」という紳士丸首シャツ(カラーネイビー:税込1万1000円)である。


ブランドの看板である「ひだまり」の肌着は、群馬県山岳連盟の「エベレスト登山隊」がエベレスト登頂に成功したとき(1993年)に着用していたそうだ。

その実績を元に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に認証・選定を受け、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載可能であることが認められている。実際に宇宙飛行士がISSでひだまり製品を着用したとのこと。つまり極地にふさわしいインナー、自ら「最強」というのもうなづける



・3重構造

このシャツは一般的なインナーと違って生地がとても厚い。3重構造で高い保温力を持ち、外気をシャットアウトして体温の低下を防ぐ。表側にはアクリル・毛を、中糸にはナイロン・ポリウレタン。そして裏側にはポリ塩化ビニルを使用している。


裏側に使われているポリ塩化ビニルの「ダンロン」は、速乾性・透湿性に優れた素材で、汗冷えを防ぐと共にべたつきを抑え、さらに消臭・抗菌効果も高いとのこと。


・その着心地は?

参考までに、スマートウールと機能性インナー(寅壱クルーネック)と素材感を比べてみよう。厚さの違いは一目瞭然。エベレストがダントツで分厚い。温かさに期待できるが、厚さゆえに着ぶくれしないか、気になるところだ。


エベレストはキルトウェーブ加工を施しているのに対し、スマートウールはかすかな裏起毛で保温力を高めている。そして寅壱はワッフル地で吸水性を高めると共に、透湿機能素材で蒸れを抑えている。

ちなみにスマートウールは寒くなると愛用しているのだが、身体が暑くなりすぎる気がする。寅壱は価格差が大きい分、保温力も少々劣るのは否めない。果たして、エベレストは私を適温に保ってくれるインナーなのだろうか?


エベレストを着てみると、着ぶくれする感じはなく着圧もちょうど良い。軽やかな着心地であるにも関わらず、セーターのような温かさに包まれる感触がある。着丈は長めで背中が出る心配もない。


毎年寒さが本格化すると、インナー + 長袖シャツ + セーター + 上着を羽織って出かけることが多い。屋外ではそれで良いのだが、電車に乗ると汗だく。そのまま外に出ると、汗が冷えて震える思いをすることがよくある。


この温かさならセーターなしで外出できそうな気がする。登山家や漁師も愛用していると言われている、ひだまりのインナー。極地でも耐えられるとの噂は本当だった。まさに最強といって良いだろう。ワンランク上の防寒対策をお探しの人にはオススメだ。通販もしているので、気になる人はチェックしてくれよな!


・今回訪問した店舗の情報

店名 ひだまり本舗 新宿店
住所 東京都新宿区新宿1-11-13 トラスト新宿ビル1階
時間 11:00~18:00
定休日 土日祝、年末年始

参考リンク:ひだまり本舗[12]、TBS NEWS DIG
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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