近所のローソンに行ったら、頭のおかしい酒が入荷されていた。「ライフガードハイボール」だ。言うまでもなくチェリオの商品。
どうやらライフガードで作ったハイボールらしい。ウィスキー使用を強くアピールしている。は? 恐ろしく正気とは思えない組み合わせだ。
いやしかし、試したことが無いのも確か。ワンチャンある可能性は否定できない。ようし、今夜はこれにするか……。
・9月19日から
PR TIMESによると、2023年9月19日から全国のローソンで先行販売されていたそう。お値段は198円。近所のローソンにはこれまで入っていなかったので、店舗次第ではそういうこともあるのだろう。
10月2日より一部量販店にて順次販売が開始されるようなので、今後は色々な所で見かけるようになるのかもしれない。
・ウォッカ
アルコール分は5%。缶のハイボールというと7%辺りの層が厚い気がする。5%ならわりと飲みやすいだろう。
「ウィスキー使用」と書かれており、あくまでウィスキーとライフガードのハイボールである感をアピールしている。しかし原料を見ると、ウィスキー、果糖ブドウ糖液糖に続き、3番目にウォッカの表記。
こういうのは多い順番に書かれるものなので、ウィスキーが多いのは確かだが、ウォッカも相当に入っていると見ていい。
こいつの正体はライフガードのウィスキーとウォッカ割りといったところだろう。
フロントでウィスキー入りをアピールしていたため、ライフガード+ウィスキーだと思って買った層に「思ってたのと違う」という感想を抱かせる一因になる可能性。
なお、言葉の定義としてはスピリッツを炭酸で割ったものをハイボールというため、何の問題も無い。ウィスキーをアピールする必要は無かったのではないかとも思うが、その方が売れるとかそういうのがあるのかもしれない。
・ライフガード
それではグラスに注ごう。色は完全にライフガード。おなじみの超生命体イエローだ。
しかし匂いはちょっと違う。発酵したライフガードって感じ。アルコール入ってる感が香りからしっかり漂ってくる。
そして味は……めっちゃ甘い! 感想はそれしか出てこない。
使用されているウィスキーも、恐らく甘めのタイプなのだろう。そこにライフガードの甘みが加わって、超絶に甘い仕上がりだ!
甘さの傾向は間違いなく超生命体。ゴリゴリにケミカルでジャンクな甘さ!
正直言って、かなりのイロモノ……それどころかゲテモノに片足突っ込んでいてもおかしくないくらいの予想だったのだが、案外飲める。
全体的にチープなフレーバーであることは間違いないが、そもそもライフガードな時点でそういうのを求めている層はターゲットじゃないと思われる。
ウィスキーもウォッカもだいぶライフガード味に敗北しているが、ライフガード風味なアルコールを摂取したいという熱心なライフガードファンにとっては、むしろその仕様こそ望むものだろう。
ということで「ライフガードハイボール」。ウィスキー入りをアピールしつつ、ウォッカもそこそこ入っていそうだが、しかし全てをねじ伏せているのは間違いなくライフガード。ライフガード味の超生命体酒だ!
参考リンク:PR TIMES
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.