「ロイヤルホスト」と「イタリア料理」
もう字面だけで美味しいと分かる。マズいわけがない。もしマズかったら予想外すぎて逆に一生忘れられなくなるかも……と思うようなイベントがロイヤルホストで開催中だ。
その名も「イタリアンピアット」では、ロイヤルホスト風にアレンジしたイタリア料理が提供される(AM10:30〜の提供)。実際にどんなものか確かめるべく店舗に向かったところ、ある意味で危険だったので報告したい。
どこがどう危険かというと、前菜から酒を飲ませに来ているとしか思えないのだ。つまるところ、それだけ思わぬコストがかかる可能性があるってこと。
しかも、そこはロイヤルホスト。料理のクオリティこそ他のファミレスより頭2つくらい抜けている一方で、同時にお値段も高め。
実際に今回のフェアで提供される料理も、決して安くはない。まぁ食べてみると「この味なら逆にコスパ良いかも」とは思ったが、少なくともファミレス価格かと言われると微妙なところ。
例えば、私が注文した『フィレンツェ風イタリアンピアット(前菜 + 牛肉のタリアータ〜ボルチーニリゾット添え〜)』は3608円。
他にも、『ミラノ風イタリアンピアット(前菜 + ポークカツレツ〜サフランリゾット添え)』は2838円。『イタリア風グリル〜アンガスサーロインステーキ & チキングリル with ラザニア〜』は2948円……といった感じ。
もっと安いメニューもあるにはあるが、フェアの主役的なメニューを注文しようと思ったら2000円オーバー3000円オーバーは覚悟した方がいい感じ。
そのぶん、主役的なメニューは前菜付きのものが多い。そしてその前菜というのが……
めっちゃ飲めるヤツなのだ。お皿の上でグラスに盛られているのはカポナータ(野菜のトマト煮込み)で、その周りにはカプレーゼ、生ハム、きのこのマリネ、蒸し鶏……などなど。
ファミレスで出る前菜ってちょっとしたサラダくらいのイメージだったが、さすがロイヤルホスト。割と本気のヤツである。
こんなものを出されたら当然飲むわけだが……人によっては前菜だけでデキャンタをエンドレスだろう。ちなみに、メニューを見るとグラスワインは429円で、デキャンタ(グラスワイン約4杯分)が1309円。
ファミレスだからといってサイゼリヤ感覚で飲んでいると大怪我しかねないので、注意されたし。あと、前菜で飲みすぎてメインが来た頃にはお腹いっぱいになったら、非常にもったいない。各自、自制心をフルに発揮して頑張ってくれ。
なお、このイタリアンピアットは2023年12月上旬までを予定しているそうだ。ちょうど食欲の秋にこんなメニューをぶつけてくるあたりも抜け目がない。さすがロイヤルホストである。
参考リンク:ロイヤルホスト「イタリアンピアット(PDF)」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼想像がつくだろうが、『フィレンツェ風イタリアンピアット』のメインは最高に美味かった。特にリゾットのチーズ感が絶妙で、そのあたりが日本人の舌に合わせている印象
▼公式サイトによるとイタリアンピアットは全国のロイヤルホスト215店舗で実施されているが、羽田空港店・広島空港店・那覇空港店・鹿児島空港店・新千歳空港店・九州大学病院店・名古屋星ヶ丘店では行われていないとのこと