ロケットニュース24

【人類みな辛さが全て】関西最強の旨辛ラーメン店を見つけてしまったかもしれない… / 大阪市阿倍野区

2023年10月1日

辛い物が好きな筆者は、定期的にグーグルマップで「激辛」「旨辛」と検索する習慣がある。しかし多くの店は、メニューのうちひとつだけが辛いという程度。辛さに丸ごと全振りした店には滅多に出会えない。

──ここまで話すと、今回ご紹介するラーメン屋『人類みな辛さが全て』がどれほど貴重な店かわかるだろう。なんていたって、名前から「辛さが全て」と言い切っちゃってるんだから!!

・辛いラーメンしかない

人類みな辛さが全ての店舗があるのは、大阪市阿倍野区のショッピングモール『あべのフープ』の地下にある『あべのフープダイニングコート』。

大阪のイケてる店が集合しているフードコートなのだが、中でも人類みな辛さが全てはある1点から非常に目立っていた。


それは……赤さ!

壁も天井も赤いし、たくさん貼られた額にはすべて唐辛子の写真が入っている。見ているだけで額が汗ばんできそうなほどホットで、激辛好きとしては胸がときめかずにいられない!


メニューは2種類と超シンプル。

スープ少なめ&辛さ控えめの『人類みな辛さが全て30(サーティー)』が880円、スープ多めの『人類みな辛さが全て50(フィフティー)』が980円。どちらも辛さはレベル1~3で選べる。

トッピングには煮卵(100円)、温玉(150円)、フライドガーリック(50円)などがあり、食欲旺盛な方にはご飯(150円)や豚丼(250円)の追加もいいかもしれない。(価格はすべて税込)


筆者が注文したのは、人類みな辛さが全て50のレベル3。

もちろんどんな辛さが来たって耐えきる自信はある……。いや、あまり大口をたたくと怖いから、たぶん耐えられると思うぜ!!


ちなみに この記事を書いている2023年9月26日現在は 辛いラーメンしか注文できないのだが、「coming soon」と書かれた上で『人類みな辛さはいらない』という商品もメニューに載っていた。

いつかは辛くないラーメンがレギュラー化される日も来るのだろうか?


・旨辛です

こちらが人類みな辛さが全て50のレベル3。真っ赤なスープとオイルが食欲をそそる。


──結論から言うと、激辛というよりも 旨味がしっかり味わえる、つまり旨辛的なテイストだ。

サラサラしたスープを口に運ぶと、辛さよりも先に旨味がドドッと押し寄せる。出汁とか肉系のエキスもあるが、コレってもしかして “唐辛子の旨み” もあるんじゃないだろうか?


あまり知られていないかもしれないが、唐辛子は旨み成分であるグルタミン酸を多く含んでいる。

そして唐辛子の辛さは生産地の暑さと比例する。つまり北の寒い地域の唐辛子をたくさん使えば、人間の耐えられる辛さで旨味たっぷりな辛いスープができるのだ。


……スパイスの配合が非公開なため、人類みな辛さがすべてが北の唐辛子を使っているかどうかはわからない。しかし一瞬のうちに完飲することを決意するほどに、とにかく旨みが強かったことだけはお伝えしておこう。

味の方向性としては、台湾ラーメンからにんにくを抜いて 甘めの味付けを足した感じだろうか。食べ続けると体があたたまり、じんわりと汗をかいてきた。


麺は太めでモチモチとした食感。たくさん噛むからか、しっかりお腹いっぱいになれる気がした。


そしてそして、忘れてはいけないのがぶ厚めのチャーシューである。

箸で切れるほどに軟らかく、ドカンと甘めな味付けだ。スープの辛さと組み合わさって甘い&辛いのスパイラルが成り立っていた。


できることなら最後に残ったスープに白ご飯をダイブさせたい! と思ったのだが、ダイエット中なので我慢した。絶対旨いので、お腹に余裕のある皆さんは筆者の代わりに試してみて欲しい。

これは関西最強の旨辛ラーメン店を発見してしまったかもしれないぞ……!


・人類みな麺類の系列店

お店を訪問した後で知ったのだが、人類みな辛さが全ては関西の人気ラーメン店『人類みな麵類』と、北海道の旨辛ラーメン店『らあめん新(あらた)」のコラボ店なのだそう。

つまり偶然にも、先日亀沢記者が取材をした『シン 世界一忙しいラーメン』の系列店でもある。

特に何の打ち合わせをしたわけでもなく、偶然に当サイトのライター2名が同時に「美味しそう」とビビッと来るなんて……。それだけ今 人類みな麺類のグループが波に乗っているということなのだろう。


なお、今回のレポートでは人類みな辛さが全てのラーメンを「旨辛」と紹介しているが、これは筆者が普段から辛い物をたくさん食べているからという説もある。

辛い物が苦手な方や 普段食べていない方は、レベル1から順番に挑戦することをおすすめするぞ!


・今回ご紹介した店舗の詳細

店名 人類みな辛さが全て
住所 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-30 Hoop地下1階のフードホール内
営業時間 11:00~23:00

執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼あべのフープダイニングコートは、壁にネオンやペイントがたくさんあってアーティスティック。写真撮影にもってこいって感じだ

▼看板も壁も赤いな~……なんて眺めていたら、

▼よく見たらこの看板、

▼全部唐辛子だぁ~~! ヒエェ~~~ッ!!!!

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