ロケットニュース24

【ヤバイ】私が去年書いた記事が「かつや」の逆鱗に触れたかもしれない → 今年の『秋の海鮮フライ定食』は大幅な仕様変更へ

2023年9月15日

突然だが事件である。私(あひるねこ)が昨年10月に執筆した「【注意喚起】かつやの新商品「秋の海鮮フライ定食」は定食で頼まない方がいい」という記事が、どうやら「かつや」の逆鱗に触れてしまったらしいのだ。

といっても、別に「かつや」から何か言われたワケではない。そもそも本当に怒っているのかすらどうかも怪しい。が、生粋の “かつや者” を自称する私は一方的に確信したのである。あ、これは戦争だなと──。

・かつや新商品

「かつや」は本日2023年9月15日、新商品『秋の海鮮フライ定食』(税込979円)を60万食限定で発売した。ちなみにこれは埼玉県川口市の人口とほぼ同じ数である(1月1日現在)。だから何なのか。

「かつや」は昨年10月にも同名商品を発売しており、私もこれを記事にしているのだが、まったく同じ内容というワケではなく、微妙にラインナップが変更されているため注意が必要だ。実際に注文してみよう。


こっちが去年。で……


こっちが最新版。


そう、明らかに種類が増えている。順番に見ていくと、まずメインは昨年同様、広島県産の牡蠣フライだ。


薄すぎず厚すぎない絶妙なサクサク衣で、今年も変わらず安定のウマさ。


当然タルタルソースは別盛りで添えられており……


そして海老フライは長い。


まあ、ここまでは昨年と同じである。だが唯一違う点が、こちらのイカフライの存在だ。店舗によっては単品メニューとして販売されているらしいのだが、実際にお目にかかるのは私も今日が初めて。それにしてもこのイカ、デカイぞ。

牡蠣フライや海老フライと比べると、少々地味な印象のイカフライ。と思いきや、大きいだけじゃなく、これがかなりウマい。「かつや」のザクっとした力強い衣と、ほどよい噛み応えのイカとがめちゃめちゃマッチしているのだ。

マッチングアプリだったら、初めて会ったその日に同じ墓に入ることが確定するレベル。私が無類のイカ好きという点を差し引いても、イカフライがエース級の実力者であることに異論の余地はないだろう。というワケで……


– 完 –



・デジャヴ

おい去年と同じだよ! これ以上もう書くことねーよ!! まともかよ、「かつや」のくせに! こんなん「和幸」でやれ!!

やはり今年もなす術なくレジへと向かう私であったが……いや、まだ手は残されている。

・とっておきの打開策

私が去年編み出した『秋の海鮮フライ定食』の必勝戦略。海鮮フライの単品とカツ丼をテイクアウトして、カツ丼の背部にフライを巨大ブースターのようにドッキングさせるという、まるでガンダムの終盤戦の如きロマン宇宙丼を精製するのだ。

よし、これで解決である!


ところが……


ここで想定外の事態が発生した。え!? 海鮮フライの単品が、今年はない……だと? そう、去年はたしかにあった単品という設定が、どういうワケか今年はメニューから消滅。

注文できるのは定食(弁当)と、牡蠣フライの単品だけになってしまったのである。バ、バカな、何が起きているんだ……。

これにより、カツ丼に海鮮フライを搭載させるという当初のプランは完全に崩壊することに。なぜだァァァァアアアア! せっかくイカフライという超強力な装備が手に入ったのに……。



・逆鱗に抵触か

理由は定かではないが、これは勝手に新型を建造すんなという「かつや」側の強い拒絶の意思の表れと見てまず間違いないだろう。きっと「かつや」はこう言いたいのだ。

とんかつに、牡蠣フライに、海老フライに、イカフライて、それもうただのミックスフライやないかと。商品名を根底から覆すなと。そうだな? そういうことなんだな? おのれ「かつや」……! 謀ったな「かつや」!!

──と、いうような事情により、夢の最終決戦仕様カツ丼を作ることはついに叶わなかった。“かつや者” 筆頭として、読者の皆さんを何とか宇宙(そら)まで連れて行きたかったのだが……無念だ。

しかし、この借りは必ず返す。「かつや」よ、来年は覚悟しておくがいい。

参考リンク:かつやPixabay
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

★「かつや」関連の記事はこちら → シリーズ「かつや激闘集」

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