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【カルボナーラ界の二郎】上野『八十郎』が肉にフルスイングしすぎて大谷翔平みたいになってた

2023年8月21日

突然だが、皆さんはカルボナーラはお好きだろうか? 私(中澤)は自分で理想の味を研究するくらい好きなのだが、カルボナーラの要(かなめ)は旨みだと思う。

卵の甘みやチーズの酸味、ベーコンの脂。それらの旨みがパスタという触媒を得て1つに顕現する。つまり、本体はパスタなのだ。ゆえに、肉も具というより調味料の1つという感じ……と思っていたのだが、フラッと入ったワインバルでカルボナーラを注文したらヤバイことになっていた

・なんとなく注文したカルボナーラ

店の名前は『八十郎』。昼時にカルボナーラが食べたくて上野パルコヤのレストラン階をぶらぶらしていたところ、この店の店外の看板が目に飛び込んできた。そのランチメニューにカルボナーラがあったため入ってみたわけである。

もちろん注文したのはカルボナーラ。というわけで、カルボナーラが食べたいだけで特に何の期待もしていなかったのだが、運ばれてきたパスタを見たところ衝撃を受けた。これはカルボナーラなのか……?


・疑問を抱いた理由

思わず疑問を抱いてしまったのは、麺がほとんど見えなかったからだ。確実に「いる」のは分かるが見えはしない。なぜならば……


肉が全てを覆っていたから

例えるならラーメン二郎の肉塊のようなものがパスタの上に鎮座している。カルボナーラに入っているタイプの肉じゃねえッ


・分厚い

そのメニューの名は「炙り豚バラ肉とさくさく牛蒡(ゴボウ)のカルボナーラ(税込み1380円)」。確かに名前にも「豚バラ肉」とついているし、店外のメニュー写真を見た段階で肉は映っていたが、実際目の当たりにすると思ったより肉に存在感がある。デカイだけではなく分厚いのだ。

『タパス&タパス』のシンプルなカルボナーラが税込み1200円であることを考えると、この肉っぷりで1380円は安いような気さえする。食べてみたところ、そんな厚みが気にならないほどホロホロにトロける豚肉。もはやカルボナーラと別に肉がホームランを打っている。大谷翔平かよ。


・外食の良さ

ちなみに、カルボナーラ自体の味はクリーミーな感じ。個人的好みで言うと、もっとチーズの酸味が強烈に出ている方が好みではあるものの、麺はもちもちだし悪くない。今度は大盛(税込み1980円)を食べてみたいと思った。

肉にフルスイングしすぎている上野『八十郎』のカルボナーラ。休日ランチでも雑多な駅前ほど混みあってなくて、何もない休日にちょっとした余所行き感を味わうことができた。コスパだけでなく、こういうのも外食の良さの1つだなあと思う今日この頃。

・今回紹介した店舗の情報

店名 上野ワインバル八十郎 パルコヤ
住所 東京都台東区上野3丁目24−4 6F PARCO_ya
営業時間 11:00~23:00 ※ランチ11:00~15:00
定休日 無休

参考リンク:ワインバル八十郎
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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