超ぶっちゃけた話、私(サンジュン)はこう思っていた。「回転寿司のラーメンってウマいけど限界があるよな」と。それはどんな有名店とコラボしようと結果は同じで、言いたくはないが「所詮は回転寿司のラーメン」と考えていたのだ。だがしかし……。
つい先日からスシローに登場している3種類の「食べログ名店のラーメン」のうちの1つが、真面目に感動するほどウマいではないか……! このラーメンならば全ての人に自信を持ってオススメできる。
・コラボ大好き企業
「匠シリーズ」でおわかりの通り、スシローはとにかくコラボが大好き! 逆にコラボしていない期間を探す方が難しいくらいだから、もはやスシローのコラボ好きは “社風” と考えていいのかもしれない。
さて「スシロー × 食べログ 名店シリーズ」はその名の通り、食べログで高評価を獲得している名店とスシローがコラボレーションするもの。2023年8月2日から始まった第1弾では、超人気ラーメン店がそれぞれの監修を務めている。
・人気ラーメン店がズラリ
「はまぐり塩ラーメン」を監修した「麺屋 海神.」は「食べログ ラーメンTOKYO百名店2020」にも選出された塩ラーメンの人気店。食べログの点数は3.76を誇るというからひれ伏すしかない。
さらに「帆立 × 山椒香るラーメン」を監修した「麦の夜明け」は3.63点、「烈火らーめん」を監修した「山系無双 三屋 烈火」は3.74点だというから、いずれも名店の名に偽りはないハズだ(各点数は2023年7月7日時点でのものです)。
……が、それでも私は心のどこかで「とはいえ限界があるんでしょ~?」と思っていた。なぜならこれまで食べて来た「回転寿司 × 有名店コラボ」のラーメンは全て限界があったからである。ズバリ、心の底から感動するほどのラーメンは1つもなかった。
その私がまさか回転寿司のラーメンに感動する日が来ようとは。果たして時が止まるほどの衝撃を受けたラーメンとはどれだったのか? 以下で3種類全てのラーメンのレビューをご覧いただきたい(郊外店の価格を表記してます)。
・「麺屋 海神.」監修 はまぐり塩ラーメン(460円)
思ったより はまぐりの出汁がガツンとは効いていなかったものの、お上品で優しい味の塩ラーメン。これくらい優しい味わいならば、お子さま用としても利用できるのではないだろうか。ただし淡泊と言えばかなり淡泊なので、インパクト重視の人には向かないかも。
・「山系無双 三屋 烈火」監修 烈火らーめん(460円)
見た目はかなり辛そうだったが、特徴的なのはむしろ魚介の風味。平たく言えば魚粉感(粉っぽいって意味じゃないよ)がとてつもないラーメンだ。濃厚というよりはエッジが効いたラーメンで、辛さが絶対に無理でなければ万人受けしそうな味わいである。
・「麦の夜明け」監修 帆立 × 山椒香るラーメン(460円)
これ。私が感動したのは「麦の夜明け」監修の「帆立 × 山椒香るラーメン」──。最初に断っておくと、どのラーメンも麺はスシロー基準なので「そこそこのウマさ」である。……が「帆立 × 山椒香るラーメン」はスープが信じられないくらいウマいではないか。
まろみのあるスープは帆立(?)の旨味が十分で、ふわりと香る山椒が絶妙! 決してビリビリする山椒ではなく、極限レベルでお上品な山椒なのである。な、なんだこのスープは? こんなスープ飲んだことがねえ……!
あまりにウマすぎたため、逆に「感動するほどウマい」くらいしか言えないのが悔しいところだが「帆立 × 山椒香るラーメン」のスープはマジでヤバい。というか、スシローでこんなに感動しちゃったら、本店で食べた日にゃ気絶するんじゃないか、俺。
・本店に行ってみたい
なお「麦の夜明け」は2022年にオープンした京都のお店とのこと。京都……なかなか行けないがいつか行ってみてェェエエエエ! もはや私の眼中に「湯豆腐」も「金閣寺」もない。京都と言えば「麦の夜明け」である。
というわけで、マジで「帆立 × 山椒香るラーメン」は激ウマだ。これだけ食べにスシローもあると思います。今だけはフライドポテトよりも、生ハムよりも、クラシックプリンよりも「帆立 × 山椒香るラーメン」がオススメだ。
参考リンク:スシロー公式サイト 、 PR TIMES
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.