ロケットニュース24

日本より海外で有名な「味千ラーメン」の本店で遭遇したまさかの光景 / 外国人観光客の聖地巡礼スポットになる予感…!

2023年7月30日

日本国内よりも海外の方が知名度の高いラーメンチェーンといえば味千ラーメンが挙げられる。国内約67店舗、海外で約659店舗を抱えているように、世界15カ国で愛されていて特に中国での人気はエグいものがある。

もはやグローバルもグローバルなラーメン、それが味千。総本山である本店は熊本にあるのだが、一体どんな感じなのだろう。かねてから気になっていたので、実際に足を運んでみることにした!

・熊本にある本店

ということでやってきたのは、熊本市中央区水前寺にある本店。場所的に街中の中心地ではあるものの、駅からちょっと離れると車が必要になるところなので駐車場もバッチリ併設されていた。


そして本店だけあって……


いろいろと店周りの気合が違う。中でも入り口横の目立つところに置いてあったのが「マー油系」の看板。マー油とはごま油に焦がしニンニクをブレンドした調味料のことで、とんこつはとんこつラーメンでも福岡のものとはまた異なるようだ。


んでもって、店内はこんな感じで広々としていて開放的。天井も高く、気持ちよく飲食できるような空間になっていた。そうそう、レジ前には『北斗の拳』とコラボしたラーメンも置いてあったぞ。


・充実のメニュー

さて、それではさっそく世界で愛される一杯を本店で味わってみよう。ザッとメニュー表に目を通したところ……

主役のラーメンは当然として……


セットメニュー、そして……


揚げ物系のサイドメニューもかなり充実している。今回は復刻ラーメン昭和味(880円)、それから人気だというアジフライ(450円)をセットで頼んでみた。ちなみにセットメニューだと白ライスは大盛り無料!


・安定の味千

そして注文から待つことしばし。こちらが復刻ラーメンにアジフライをつけたセットで、見るからにボリューム満点。ラーメンの中を見てもチャーシュー、煮卵、キクラゲ、ネギ、さらには海苔までついている上……


なんと背脂も入っているではないか。まずは一口スープを飲んでみると、ニンニクのパンチ力と合わせて濃厚なスープがガツンと喉元を通る。しかし、単に濃いだけじゃないのが味千ラーメン!

麺を絡み合ったウマさはもちろん、褐色のタレ(千味油)をスープ全体に混ぜたらコクと風味が増す。こうなると白ライスとの組み合わせも抜群で、食べる手が止まらなくなるのである。うむ、ウマい!


そしてアジフライはフワッとしつつもサクッとしていて美味。なんでも、お刺身鮮度のアジを丸ごとフライしているから魚本来の旨味が味わえるらしい。最初こそラーメンとの相性はどうだろうなと思っていたものの、実際に食べると人気なのもうなずけた。


あとは本店限定メニューのお芋アイス(280円)も頼んでみたのだが、こちらも抜かりなくよき。上品な味に加えて全体的にアッサリしているため、ラーメンでガツンと殴られた口元をキュッと締めてくれたぞ。

個人的には福岡や東京、さらには中国でも味千ラーメンを食べたことがあるが、本店で食べる味はこれまでの以上のものを引き出しているように感じた。これが本店マジック……そう満足して店を出ようとしたら、まさかの光景に遭遇したから驚かされた。そう……

・外国人観光客の姿あり

お店の前で外国人観光客が記念撮影をしており、嬉しそうにしていたのだ。これが都内などの大都市ならまだ分かる。熊本、しかもド平日の昼間に確認できただけで外国人観光客が3組もいたのは、味千ラーメンが好きすぎて本店に来た層であろう。

しかも1組は老夫婦。コロナも落ち着いてきて、日本に外国人観光客が押し寄せている今日この頃とはいえ、決してアクセスしやすくないところまで足を運んでいる姿は熱というか “愛” さえ感じた。

でもその気持ちもよく分かる。仮に自分の好きなチェーンの本店が旅行先の国にあるなら一度は行ってみたいものだから。熊本生まれ、世界育ちの味千ラーメン。もはや本店は聖地巡礼スポットになりつつあるのかもしれない。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 味千ラーメン 本店
住所 熊本県熊本市中央区水前寺6-20-24
時間 11:00 ~ 22:00(LO21:30)
休日 元日のみ休業(※その他、機材メンテナンスのため臨時休業の場合有)

参考リンク:味千ラーメン
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼こちらは味千ラーメン・麺大盛(920円)

▼せっかくなので記念撮影

▼卓上はこんな感じ。追いニンニクもできるぞ

▼朝ラーやってる店舗もあった

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