ついに再起動し始めたDIY企画「100万円の古民家シーズン2」。今はまだ梅雨だからジメジメしているだけだけど、梅雨が明けたら鬼のような日差しが差し込み熱中症まったなし!
よし、今年は早めに対策をしておこう……と考えていたその時、Twitterに『ソーラーファン付き安全ヘルメット』の動画広告が表示された。なんでも……
ソーラーパワーでファンが回るから涼しいらしく、
寿命は約8年〜10年で、
「野外作業に最適!」とのことで、
雨の日でも使えるうえ、
女性にも似合うデザイン性!
上記のヘルメット、よ〜く見ると全て仕様が違うように見えるのだが、気にせず3つ買うことにした。なぜなら1つだけだと5280円(通常価格10560円の半額)で、2個目以降は半額に……となるらしいからである。
結局、5280円+2640+2640=10560円で3つ購入。
〜約10日後〜
なんか安っぽい紙質の段ボールが届く。ちなみに今回の発送元は大阪府大阪市淀川区であった。
ふむ。
ふむ。
ここがファンで、
ここがソーラーパネル……
……っていうか……
直付け。
それぞれの部品の間に蓄電するためのバッテリーなどは存在しなく、さらにオンオフスイッチも存在しなく、単に「ソーラーパネルとファンを直付け」しただけの構造なのである。
ということは……
理論的にはもう動くはずなのだが……
微動だにせず。
中を見ると
「合格証」のシールが。
いや、まて。もしかしたらこれは「電球の光に反応する」のではなく、本当に文字通り「太陽の光に反応する」のかもしれぬ。つまり外でしか使えないのかもしれぬ。その屋外テストを経ての「合格」なのかもしれぬ。
ということで……
埼玉奥地の森の中で、Yoshio&亀ちゃんにも被らせてみた。
「そんなわけない」とスイッチを探すYoshioだったが、やはりいくら探しても電源的なスイッチは無い。
「でも、外作業してれば、そのうち回るでしょ」と亀ちゃん。
その後、記事にもならない地味な作業をし始める我々。
いちおう、ちょいちょいチェックするも、
ファンは回らず。
まったく回らず。
確かにこの日は曇り気味ではあったが、
「雨の日でも使える」のではなかったのか。
寿命8年〜10年とは何だったのか。もう死んでいるではないか。
一体全体、
どのあたりが「合格」なのか。
【完】
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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