2023年6月8日から、ガストが「サーロインステーキセット」の販売を始めた。このセットはステーキのほかに生ビール(あるいはドリンクバー)、フライドポテトにサラダ、ライス(あるいはパン)が付いて1700円だ。
PR TIMESによれば生ビールを選択し個別に注文した場合はトータルで2900円(都市型店舗価格)とのことで、それが1700円なのだからお得度は結構なもの。すぐにガストへ走り出したくなる人もいるだろうが、私は当初どうしても乗り気になれなかった。なぜなら……
・ビールとライスが同時に出るなら意味ない
本サイトをよくご覧になっている方は覚えているかもしれない。私が「焼肉の和民」の『夜ランチ』を楽しむために店に行ったものの、結局全く別のセットを注文することになったことを。
記事で書いたように、『夜ランチ』がアルコールも白米も全部同時に出てくるシステムだったからで、飲んでからご飯を楽しみたい私としては「じゃあ別のセットでいいっす」となったのだ。
そのときの出来事が、ガストの「サーロインステーキセット」を知って蘇(よみがえ)ってきた。もしガストが和民パターンだとしたら、今度もまた別のセットを頼むことになりかねない。
──そう思いながらも、とりあえずガストに来た。タッチパネルを開くと、ソースなどは選択できるものの「ご飯は後で」を選べるところが見当たらない。
う〜ん、これはそのまま「注文確定」するしかないのか。そうすると、こっちのタイミングでライスは来ないよな……。悩んだ私は、確定ボタンを押す前に「店員さんを呼び出す」のボタンを押してみることに。
すぐに来てくれた店員さんに「すみません、このサーロインステーキセットでライスだけ後で持って来てもらうことって出来ます?」と聞くと……
店員さん「全然大丈夫ですよ!」
──ものすごい勢いで快諾してくれた。あまりのあっけなさに軽くビビるほどだったが、聞いてみるものだ。
で、歓喜する間もなく……
まずビールが来て……
フライドポテト&サラダが来て……
サーロインステーキ!
そして私が合図したタイミングで……
ライス!
完璧な流れである。
・オートマチック感にビビるな
それにしても、あのときタッチパネルで注文確定しなくて良かった〜と思わずにはいられないが、よくよく考えれば私は店内のオートマチック感にビビりすぎていたように思う。
なにせ最近のガストはタッチパネル注文がほとんどで、配膳ロボットがフロアを走り回っている(少なくとも私の行く店舗では)。つまり、店員さんと接する機会が以前より激減した。
すべてが機械的に進むため、「イレギュラーな注文は受け付けてくれないのでは?」と思い込んでいたのだが……少なくとも今回は対応OKの範囲だったようだ。
というわけで、ガストのサーロインステーキセットを楽しむ予定で、なおかつ私と同じように「アルコールを飲んだあとにライスを食べたい」って人はご参考に。
ただもちろん、店員さん的には “普通の注文” の方が楽だろう。めっちゃ混んでるタイミングで上のようにお願いすると「店員さん、ごめん」……となりかねないので、それほど忙しくないときを狙うのがベターかと思う。
なお、サーロインステーキセットは父の日絡みのセットのため、6月21日までの期間限定。今からだと2週間もないから、気になっている人はお早めに。
参考リンク:ガスト、PR TIMES
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.